マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

FiscoNews

【注目トピックス 日本株】BS11 Research Memo(5):注目すべきは自由度の高いCM枠の設定

2015年11月20日 18:31

■BS11の強みと成長戦略

(4)独立系の強み:広告主のニーズに対応した広告枠の設定

日本BS放送<9414>は、特徴の1つである独立系であることを、いくつかの強みへと発展させた。具体的には、60分枠にとらわれない番組編成、最適・最良の番組制作会社選定の自由度の実現、収益性の高い4本柱(通信販売、ドラマ、アニメ、競馬)コンテンツ体制の確立などだ。

なかでも弊社が注目するのは、自由度の高いCM枠設定だ。同社はBS放送局として、時間の制約が少ない、視聴者のザッピングが少ない、多様なスポンサーニーズに対応可能、といった特徴を有しており、それらを活かした「説明型CM」に注力している。この説明型CMを効率的に配信するためには、CM枠の設定においても工夫が必要となる。同社は30秒から60分までの多様なCM枠設定で広告主のニーズに応えている。こうした取り組みは今後の広告収入増大に重要な貢献を果たすと弊社では考えている。

(5)中期的な業績規模のイメージ

同社は、いわゆる中期経営計画や中期業績目標といったものを公表していない。前述のような施策を実行し、成功したとして、同社の収益規模をどうイメージしたら良いのであろうか。

弊社では、キー局系BS放送局の収益規模が1つの手掛かりになると考えている。前述の図で見たように、キー局系のBS放送各社は、認知度において80%超、売上高で15,000百万円~16,000百万円という水準にある。したがって同社にとっての合理的な収益目標としても、まずはこの売上高規模が浮上してくる。

別の見方をするならば、キー局系BS各社の実績から、認知度向上と売上高の相関関係は売上高15,000百万円~16,000百万円規模までは有効に働くということができる。これは、拡大・成長期に入ったばかりの同社には心強いポイントだ。

利益面はどうか。BS放送局は地上波放送局に比べて、本質的にローコストオペレーションが可能なコスト構造になっているのは前述のとおりだ。地上波キー局各社の連結決算ベースでの比較では、営業利益率やROE(自己資本当期利益率)など各収益性指標で、同社が圧倒的に高い状況にある。

キー局系列系BS各社の単体の財務諸表は公表されていないが、それらとの比較においても同社は低コスト構造となっている模様だ。同社は原価のうち「番組関連費用」(番組購入費と番組制作費の合計)について、売上高比率30%を1つの基準として経営を行っている。キー局系列各社は約40%と高い状況にあるとみられる。これは、激しい視聴世帯数競争や企業グループ内での政策的側面などが影響しているためと考えられる。独立系の同社は経済合理性の観点に基づいたコスト管理を徹底することで、低コスト体質を将来的に維持できると弊社ではみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

<HN>

fisco

「マネーポストFX」の注目記事

半年の最大損失が約6万円なのに、取引全自動で稼ぎは50万円以上のFX
取引全自動のFXシストレ 5万円元手に1か月で8万円稼いだ実力
忙しくてもFX自動売買で1000万円儲けたトレーダー
40代投資家 「守り」を意識した売買で5000万円突破
相場観ゼロでもFXで1000万円稼ぐ方法とは
  • 約1年で140万円の儲け 暴れ馬ポンドで稼いだFXシストレ
  • 年間利回り10%以上も可能 海外銘柄で配当投資を始める方法
  • 2017年夏号(6月1日発売号)

    大特集は〈ただならぬ大化け株 総力発掘50〉。藤野英人氏が見出した「次世代テーマ株」や、戸松信博氏、藤井英敏氏らが注目する爆騰期待の個別株をランキング形式で紹介。橘玲氏、森永卓郎氏らによる連載も充実。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

     日頃、雑誌『マネーポスト』をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。このたび、『マネーポスト』は2017年夏号(2017年6月1日発売号)をもって、当サイトに完全移行・統合することとなりました。
     これまでのご愛顧に心から感謝いたしますとともに、「マネーポストWEB」も同様にお引き立ていただければ幸いです。

    2017年夏号(6月1日発売号)

    大特集は〈ただならぬ大化け株 総力発掘50〉。藤野英人氏が見出した「次世代テーマ株」や、戸松信博氏、藤井英敏氏らが注目する爆騰期待の個別株をランキング形式で紹介。橘玲氏、森永卓郎氏らによる連載も充実。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    小学館雑誌定期購読小学館のプライバシーステートメント問い合わせ広告掲載について

    © Shogakukan Inc. 2017 . All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. 掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。