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【注目トピックス 経済総合】【休日に読む】一尾仁司の虎視眈々(1):◆朝鮮半島の緊迫は続く◆

2017年12月31日 9:40

〇閑散相場で振れやすく、半島情勢睨みながらの攻防 〇

ある意味驚きのニュースが流れている。ドイツ海軍の潜水艦 6隻全てが事故・故障連続で修理に入り、その修理も遅れ稼働 できる状態にないと言う。212A型と言われるディーゼル駆動 で、水素燃料電池(大気非依存型で長期間潜れる)も搭載する 最新鋭艦で、NATOが想定するバルト海でのロシア対抗の中核 的存在だ。ドイツ陸軍は244台の戦車を運用中ということになっ ているが、武装解除されたものが53台、テスト中7台、89台は 部品不足で稼働停止、95台しか運用可能状態にない。14年度に は、ユーロファイター戦闘機109機のうち8機しか稼働できない 状態だったと言う。

英海軍も深刻な状態にあると言う。空母には艦載機がなく、護 衛の23型フリーゲート艦13隻のうち稼働可能は1隻のみ、45型 駆逐艦6隻は全て港内にとどまったままと言う。最新26型フリー ゲート艦の建造が7月に始まったが、10月には担当するBAEシス テムズが2千名のリストラを行った。予定は大幅に遅れると見ら れている。

ドイツは14年からウクライナ危機で防衛費増に転じたが、それま では東西ドイツ統一で危機は去ったとして、大幅に削減してきた。 ドイツ緊縮財政の中身の一つだ。英国はEU離脱に備え、予算削減、 経済不況に身構える状態で、展望はない。英国防省がNATOや米軍に支援を求める日は近いと囁かれている。

軍事緊張下では、何が起こるか分からない不透明さが強まるが、市 場は軍事バランスで判断しようとする。独、英軍の不調は軍事能力 に懐疑的見方を増やすことになろう。北朝鮮情勢で、日米、韓米の 合同軍事演習が繰り返され(三国共同はない)、自衛隊は高い評価 を得ているが、韓国軍の評価は高くないようだ。米軍のトラブルの 多さも気になる。一方、北朝鮮軍は物資・燃料が決定的に不足して いると見られ、士気も低下していると言われる。大いなる混沌さを 交えた緊張状態が続いていることになる。

23日未明、国連安保理は中ロを含む全会一致で制裁決議を可決した。 一部緩んだが、石油輸出の大幅削減、貿易制限、臨検などを含む内容。 NHKですら、「真冬に石油精製品を大幅制限し政策転換を迫る」内容 と伝えている。北朝鮮は「戦争行為とみなし、全面的に排撃する」と し、金正恩委員長は「大胆で大規模な作戦をさらに果敢に展開する」 と述べた。核実験場崩壊で、関係者が処分されたとの観測があり、核 実験よりミサイル発射の公算が大きいと見られている。

日銀は淡々とETF購入を続けている(12月は708億円6回、717億円1回)。
年6兆円(月5000億円程度)ペースに戻っている。11月から出ていた海 外勢の売り圧迫は12月第2週に急速に縮小した(現物122億円、先物794 億円の売り越し)。ビットコイン暴落で投機筋のマインド委縮が想定さ れるが、全体としては小動きの範囲と考えられる。半島情勢の緊迫もあ って、例年に比べても閑散色の強い年末展開が想定される。

以上

出所:一尾仁司のデイリーストラテジーマガジン「虎視眈々」(17/12/25号)

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