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【オープニングコメント】日経平均は1992年の高値突破へ

2018年1月9日 8:35

 9日の日本株市場は買い先行の展開になろう。注目された米雇用統計では、非農業部門就業者数は前月比14万8000人増加、失業率は変わらずの4.1%だった。就業者数は市場予想
(19万人)を下回ったが、失業率は低水準を維持しているほか、民間部門の平均時給の前年同月比伸び率も2.5%と改善傾向が続いている。

 米国市場同様、日経平均についても短期的には過熱警戒感が意識されるものの、インデックスに絡んだ商いによるものであり、日経平均の上昇ほど、個人投資家は積極的に買い上がったとは考えづらい面はある。楽観的というよりは過熱感を警戒している状況だろう。それ故に需給は大きく買いに傾きづらく、反対にショートポジションが積み上がりやすいところであろう。そのため、過熱感を警戒しつつも一段の上昇が見込めそうだ。今週のオプションSQ(特別清算指数算出)を前に、ショートカバーが強まる展開も意識しておきたい。

 日経平均は1992年の高値23800円処まであと70円程度に迫ってきている。これをクリアしてくると、次のターゲットは1991年以来の25000円が意識されてくることになろう。また、物色についてもテーマ株が循環的に買われているが、こちらも上値追いというよりは、調整一巡感のある銘柄や出遅れ感のある銘柄等に向かいやすい。先行して上昇していた銘柄への利益確定を進めつつ、出遅れ銘柄を見直すことにより、市場全体の底上げといった流れが期待されそうだ。
(村瀬智一)

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