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【注目トピックス 日本株】フリービット Research Memo(1):18年4月期第2四半期は増収減益(計画どおり)。先行投資の成果が顕在化へ

2018年1月10日 15:00

■要約

フリービット<3843>は、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)へのインフラ提供やMVNE(Mobile Virtual Network Enabler:仮想移動体通信サービス提供者)としてのMVNO※1への参入支援、バーチャルデータセンター(VDC)※2を中心とするクラウドインフラの提供、インターネット・サービスにおけるコンサルティング、ソリューションなど様々なサービスを、主に法人向けに提供する。また、グループ会社を通じて、個人向けのISPやMVNOサービス、Webマーケティングサービス、集合住宅向けのインターネット関連サービスなどの事業を手掛ける。

※1 Mobile Virtual Network Operatorの略。NTTドコモ<9437>、KDDI<9433>、ソフトバンク(株)のような無線通信基盤を有する事業者から回線を借りて独自の通信事業を行う事業者。
※2 データセンターの機能を仮想的に構築し、インターネット上から利用できる仕組みまたはサービス。

2016年9月には連結子会社化した(株)EPARKヘルスケア(現 (株)フリービットEPARKヘルスケア)を核にしてヘルステック事業セグメントをスタート。2017年3月には不動産テック領域進出の足掛かりとして不動産仲介業(株)フォーメンバーズを連結子会社化した。

1. 2018年4月期第2四半期の業績動向
2018年4月期第2四半期連結業績は、売上高が前年同期比3.8%増の19,407百万円、営業利益が同62.2%減の422百万円、経常損失が3百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失が806百万円となり、増収の半面、各利益は減益となった。ブロードバンド事業がマンションインターネットの導入増加により成長したこととアドテクノロジー事業においてアドテクノロジー関連サービスやアフィリエイトサービスの事業規模が拡大したことが増収の主要因。ヘルステック事業と不動産テック事業に投資する中で販管費(人件費やその他費用)が増加し、その結果営業利益は大幅な減益となった。

2. 2018年4月期通期の業績見通し
2018年4月期通期の連結業績は、売上高で前期比13.6%増の40,000百万円、営業利益で同51.4%増の2,000百万円、経常利益で同135.3%増の1,900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で100百万円と増収増益の期初予想を据え置いた。売上高に関しては、アドテクノロジー事業及びブロードバンド事業が成長をけん引し、前期比13.6%の成長を見込む。営業利益に関しては、ヘルステック事業及び不動産テック事業に先行投資を実行するものの、ブロードバンド事業とアドテクノロジー事業の増益でカバーし2,000百万円の予想。第2四半期を終えてヘルステック事業で-460百万円だが子会社フリービットEPARKヘルスケアが11月単月黒字化を達成したことから推測すると、下期の収支は大幅に改善する見通しだ。

3. 中長期の成長戦略
同社は2016年6月に4ヶ年の中期事業方針「SiLK VISION 2020」を発表し、2020年4月期に売上高500億円、営業利益50億円を目指している。生活革命では、ヘルステック事業と不動産テック事業において主に先行投資が行われてきた。この成果として、ヘルステック事業では、2017年11月単月での黒字化を達成し、2018年4月期第3四半期での収支均衡が見えてきた。不動産テック事業においては、イオンハウジングのブランドで不動産仲介業を行うフォーメンバーズを連結子会社化し、現在収益改善及びIT活用の新サービス投入による優位性確立に取り組んでおり、2019年4月期中の単月黒字を見込んでいる。いずれの投資案件も、多少のフェーズのずれはあるものの、投資フェーズから回収フェーズへの過渡期を迎えており、成果の顕在化が近いと評価できる。

■Key Points
・キャッシュを生み出すブロードバンド事業、過去最高業績のアドテクノロジー事業が事業の柱
・2018年4月期第2四半期は増収減益。計画どおりヘルステック事業等に先行投資
・生活革命領域で先行投資の成果が顕在化へ

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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