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【注目トピックス 市況・概況】欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、111円以下に押し目買い興味残る

2018年1月12日 17:25

今日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米インフレ指標の伸び悩みがはっきりすれば、ドル売りが強まる可能性があろう。ただ、足元はレンジ下限に値を下げているため、押し目買いがドルをサポートしそうだ。

前日海外市場で注目された米国の経済指標が低調となり、ドル売りに振れた。特に12月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.2%の予想に対し-0.1%と、5カ月ぶりのマイナスに転落。本日22時半発表の12月消費者物価指数(CPI)への期待も弱まっている。本日のアジア市場でもその流れが受け継がれ、ドル・円は一時111円06銭まで弱含んだ。本邦機関投資家など国内勢が111円台を維持しようとドルの買戻しを進めたが、その後も戻りは鈍い。

今晩の米12月CPIは、前年比+2.1%と11月の+2.2%を下回る見通し。PPI同様に低調な内容となれば、連邦準備制度理事会(FRB)は3月利上げについてさらに慎重になるとの見方が広がり、ドル売りが強まるだろう。また、前日の欧州中銀(ECB)理事会の議事要旨で目先の引き締めにタカ派的な見解が示されたことで、ユーロ・ドルが「節目の1.21ドルを上抜ければ弾みがつく」(市場筋)との見方から、ドルに下押し圧力がかかりやすい。

一方で、ドル・円は昨年10月以降、おおむね111-114円のレンジ内で推移し、足元はレンジ下限まで弱含んでいることから、ドルの買戻しが入りやすい。実際、前日NY市場や本日のアジア市場でも押し目買いが入り111円台を維持。また、日銀の「異次元緩和」縮小や中国の米債買入れ中止の思惑による円買い圧力も後退した。今晩は米CPIの下振れでドルは短期的に111円を割り込む可能性があるものの、買戻しの継続が見込まれるためドル急落は回避されそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・22:30 米・12月消費者物価指数(前年比予想:+2.1%、11月:+2.2%)
・22:30 米・12月小売売上高(前月比予想:+0.5%、11月:+0.8%)
・24:00 米・11月企業在庫(前月比予想:+0.4%、10月:-0.1%)
・02:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演(米国経済見通し)
・06:15 ローゼングレン米ボストン連銀総裁基調あいさつ(カリフォルニア大SD校)

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