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【コラム【EMW】】【中国の視点】IMF:中国の成長予想を上方修正、「影の銀行」管理強化を評価

2018年1月24日 10:26

国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、2018年、19年の中国の成長予想を0.1%上方修正し、それぞれ6.6%、6.4%になるとの見方を示した。中国経済が2017年に堅調な成長を示した上、世界経済の拡大にも寄与していると強調。また、IMFは、中国当局が影の銀行(シャドーバンキング)に対する管理・監督を強化していることも評価した。

中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が発表したデータによると、2017年11月末時点の市中銀行の資産と負債はともに縮小したという。縮小に転じたのは2010年以降で初となる。銀行の資産と負債の残高は、それぞれ2017年初から2兆8000億元(約48兆4400億円)、8306億元減少し、資産バブルの一部が圧縮されたと指摘された。

IMFは、中国政府が成長維持と雇用市場の拡大を重視してきたと指摘。経済成長ペースが減速したにも関らず、銀行の貸し出しの増加ペースが加速していると強調した。
これが企業債務の拡大や国民負債の増加につながっているほか、理財商品(利回りの高い金融商品)の販売拡大が金融システムの健全性を低下させる恐れがあると警告した。同時に、金融当局による管理も一層難しくなると指摘した。

中国のエコノミストは、2017年12月末のマネーサプライ(M2)が前年比で8.2%増加し、増加率が過去最低だったと指摘。金融当局が進めているレバレッジの縮小などが背景にあると分析した。政府が実体経済の発展を注力する方向に転換しているため、今後のM2の増加率が徐々に鈍化する可能性があるとの見方を示した。

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