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【ランチタイムコメント】日経平均は大幅続落、21000円キープもダブル・ボトムは期待しづらく

2018年3月2日 12:07

 日経平均は大幅続落。627.12円安の21097.35円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。1日の米国市場ではNYダウが400ドルを超える下落となった。トランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る25%と10%の輸入関税を賦課する計画を明らかにし、保護貿易への懸念から大幅下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比520円安の21120円となり、これにサヤ寄せする格好から直近安値をうかがう展開に。

 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1800を超えており、全体の9割近くを占めている。セクターでは33業種全てが下げており、鉄鋼、精密機器、ゴム製品、海運、非鉄金属、輸送用機器、電気機器、保険、鉱業、機械の弱さが目立つ。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、東エレク<8035>
の弱さが目立つ。

 日経平均はマドを空けての下落で直近安値水準を捉えている。21000円は辛うじてキープしているが、ダブル・ボトム(2点底)形成は期待しづらいところであろう、後場は日銀のETF買い入れへの思惑が需給面での下支えとなろうが、週末要因からオーバーウィークのポジションは取りづらく、来週にはメジャーSQを控えていることから積極的な売買は手控えられよう。

 反対に戻りの鈍さが意識されてくるようだと、先物市場には短期筋の売り仕掛け的な動きも警戒される。これが指数インパクトの大きい値がさ株への売りにつながり、日経平均を押し下げる可能性もありそうだ。中小型株へのシフトも意識されるが、物色対象は広がりづらいだろう。
(村瀬智一)

<AK>

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