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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:今後のドル、FOMCのメッセージ次第

2015年12月15日 7:09

米連邦準備制度理事会(FRB)は15日から16日の2日間にわたり開催される本年最後となる連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利であるFF金利誘導目標のレンジを0-0.25%から0.25%引き上げ0.25-0.50%と決定することがほぼ確実視されている。今後のドルの動向では、声明やイエレンFRB議長の会見、同時に公表されるFedメンバーの見通しが鍵を握ることになる。

イエレンFRB議長をはじめFOMCメンバーは前利上げサイクル時のような自動的な利上げの軌道を望んでいない。このため、声明では、緩やかで注意深い引き締めの軌道を強調すると同時に、経済状況次第で計画変更が正当化された場合、利上げペースを加速させたり、利上げを行わなかったりする十分な柔軟性を強調すると見られる。また、イエレンFRB議長は利上げ開始後も緩和策を当分維持していく方針を繰り返すと予想される。

一部のエコノミストは2016年3月に2度目の利上げを実施し、各四半期ごとのFOMCで0.25%ポイント引き上げ、年間トータルで100ベーシスポイントの利上げを予想している。一方、他のエコノミストは2度目の利上げは2016年6月で、年間75ベーシスポイントの利上げに留まると見ている。インフレが大幅に上昇すると見ているエコノミストは2016年末にFF金利誘導目標は2%近くまで引き上げられていると予想。市場関係者の予測も様々で、100ベーシスポイントの差が見られる。ただ、大半のエコノミストはインフレがFRBの脅威になる水準ではなく、緩やかな利上げに留まると見ている。利上げの軌道を探る上では、特にスタッフ見通し経済予測、Summary ofEconomic Projections (SEP)での金利見通しが重要な役割を担うことになる。

米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて声明を発表。「FRBが今回の会合で利上げを開始する可能性が強い」「利上げは米国経済の成長が順調であることを確認する」との見方で、直接的な影響は最小限にとどまるとの見解を明らかにした。ただ、米国金利の上昇はいくつかの新興市場では資本の流出などのリスクをもたらすと警告した。

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