マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

FiscoNews

【注目トピックス 経済総合】NYの視点:米利上げの軌道、市場とFRBの見解が再び相違

2015年12月18日 7:04

米国の利上げのタイミングに関して、市場参加者と連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの見解が大きく相違していた。FOMCメンバーはたびたび、市場がFOMCの利上げペースを過小評価していることに言及。10月時点で市場は年内の利上げを30%しか織り込んでいなかった。しかし、10月、11月雇用統計が非常に強い結果となったことに加え、FRBが前回10月の連邦公開市場委員会(FOMC)での声明文を変更したことにより、市場はようやく年内の利上げを8割がた織り込んだ。

米連邦準備制度理事会(FRB)は予想通り年内の利上げに踏み切ったわけだが、公表されたスタッフの経済予測「Summary of Economic Projections(SEP)」によると、今後の利上げ軌道の見通しでもFRB関係者と市場参加者の間で見通しの大きな隔たりが存続することが明らかになった。四半期ごとに公表されるFRBスタッフ予測によると、メンバーは2016年末時点で政策金利であるFF金利が1.4%(9月1.4%)、2017年末時点で2.4%(前回9月時2.6%)、2018年末時点で3.3%(9月3.4%)をそれぞれ予想している。イエレンFRB議長は会合後の記者会見で、海外の経済が弱まるリスクは存続するものの、米国経済は総じて健全だと強気の見方を示した。

一方、シテイグループなどのエコノミストの一部は米国経済が景気後退に陥る可能性を警告。新債券王として知られるダブルラインキャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)も「コモディティー(商品)価格はあまりに弱く、世界の成長鈍化を示唆している」「ジャンク(ハイイールド)債市場も引き続き混乱しており不透明感が強い、この時期に利上げに踏み切る理由はない」、利上げは「間違い」との意見を主張している。米国の経済専門局CNBCが実施した調査によると、市場は2016年末のFF金利が0.9%、2017年は1.61%、今回の利上げサイクルの終了は2018年初旬で最終的な金利水準は2.6%と見ており、FRBスタッフ見通しに比べ0.8%ポイントほど低い。

2016年の経済が、金利軌道において果たしてFOMCの見通しを正当化することになるのか、それとも市場の慎重な見通しを正当化することになるのかが、今後のドル相場の行方にも左右してくる。

<NO>

fisco

「マネーポストFX」の注目記事

半年の最大損失が約6万円なのに、取引全自動で稼ぎは50万円以上のFX
取引全自動のFXシストレ 5万円元手に1か月で8万円稼いだ実力
忙しくてもFX自動売買で1000万円儲けたトレーダー
40代投資家 「守り」を意識した売買で5000万円突破
相場観ゼロでもFXで1000万円稼ぐ方法とは
  • 約1年で140万円の儲け 暴れ馬ポンドで稼いだFXシストレ
  • 年間利回り10%以上も可能 海外銘柄で配当投資を始める方法
  • 2017年夏号(6月1日発売号)

    大特集は〈ただならぬ大化け株 総力発掘50〉。藤野英人氏が見出した「次世代テーマ株」や、戸松信博氏、藤井英敏氏らが注目する爆騰期待の個別株をランキング形式で紹介。橘玲氏、森永卓郎氏らによる連載も充実。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

     日頃、雑誌『マネーポスト』をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。このたび、『マネーポスト』は2017年夏号(2017年6月1日発売号)をもって、当サイトに完全移行・統合することとなりました。
     これまでのご愛顧に心から感謝いたしますとともに、「マネーポストWEB」も同様にお引き立ていただければ幸いです。

    2017年夏号(6月1日発売号)

    大特集は〈ただならぬ大化け株 総力発掘50〉。藤野英人氏が見出した「次世代テーマ株」や、戸松信博氏、藤井英敏氏らが注目する爆騰期待の個別株をランキング形式で紹介。橘玲氏、森永卓郎氏らによる連載も充実。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    小学館雑誌定期購読小学館のプライバシーステートメント問い合わせ広告掲載について

    © Shogakukan Inc. 2017 . All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. 掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。