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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:米NY製造業景気指数は景気後退時の水準に落ち込む

2015年8月18日 7:20

米国の8月ニューヨーク連銀製造業景気指数は-14.92と、上昇予想に反し7月の3.86からリセッション期の2009年4月以降ほぼ6年ぶりの低水準に落ち込んだ。同指数は最新の全米製造業活動の先行指標のひとつとして注目されるが、警戒されていた通りドル高や原油安が影響した可能性がある。内訳でも、主要項目である新規受注は‐15.7と、2010年11月来の低水準となったほか、出荷は‐13.8と、7月の+7.9からマイナスに落ち込みリセッション後で最低水準。在庫は‐17.3と、7月−8.5からさらに悪化。雇用も1.82とプラス圏を維持し引き続き増加を示したものの7月の3.19から低下した。週平均就業時間も−1.8と、7月4.3から5月来のマイナスに再び落ち込んだ。燃料価格の下落で、石油の掘削作業など、石油施設関連の雇用の削減が目立つ。また、価格も下落。仕入価格は7.27と、7月7.45から低下、販売価格も 0.9と、7月の5.3から大きく低下した。

一方で、6カ月先の見通しは非常に強く、33.64と4月来の高水準となった。

■米8月ニューヨーク連銀製造業景気指数:-14.92(予想:5.00、7月:3.86)

仕入価格:7.27(7月:7.45)
販売価格:0.9 (5.3)
新規受注:-15.7(-3.5)
出荷:-13.79(7.88)
入荷遅滞:-4.55(0)
在庫水準:-17.27(-8.51)
受注残:-4.55(-7.45)
雇用者数:1.82(3.19)
週平均就業時間:-1.82(4.26)

米国の早期の利上げを阻む要因としては、
1)ドル高、
2)人民元の切り下げ、さらなる10−15%の切り下げの可能性もある
3)低インフレ
4)原油安
が挙げられる。

半数以上のエコノミストは「米国経済は異例な状況ではなくゼロ金利政策を維持する必要性はない」と9月の利上げを予想している。一方で、市場での9月の利上げ確率はいまだに50%以下。シカゴ先物市場での9月の利上げ確率は45%と、先月の26%から上昇したものの50%に満たない。12月の利上げ確率は70%に上昇した。まちまちの米国経済指標を受けて、利上げに関する見通しは大きく分かれる。ドルも方向感を探る展開が続く。

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