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【注目トピックス 経済総合】米金利や上海株の動向を冷静に見極めるべし! 住信SBIネット銀行(三井智映子)

2018年10月10日 9:28

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

先週のダウは、9月30日にNAFTAの再交渉をめぐりアメリカとカナダが2国間協議で大枠合意したことが好感されたことや強い経済指標などから、前半は過去最高値を連日で更新しましたね。しかし、米10年債利回りが7年超ぶりの高水準で推移していることが嫌気され、後半は売りが優勢に。日経平均も後半は3日続落となりました。

5日に発表された9月米雇用統計では、非農業部門雇用者数は予想を大きく下振れたものの、失業率が48年9ヵ月ぶりの水準に改善しました。このことから、労働需給が引き締まりインフレ圧力につながると判断され、ハリケーンの影響を受けていることもあって12月のFOMCの利上げ見通しや今後の利上げペースは変わらないだろうとの見方が優勢に。米長期債利回りは一時3.24%に上昇、2011年5月中旬以来の水準となっており、相場の重しとなりました。

また、同じく5日発表の8月米貿易統計では、中国に対する貿易赤字が前月比4.7%増の385億7,000万ドルと過去最大を連続で更新したことで、米中貿易摩擦懸念が再燃しているもようです。そして、IMFは9日に最新の経済見通しを公表しました。各国全体では貿易摩擦や新興国の動揺などを背景に、2018年の世界の成長率を3.7%と、7月時点の予測から0.2ポイント下げた見通しを発表しています。

さて、今週の動きはどうなるのでしょうか。

住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」では、まず7年3ヵ月ぶりの高水準へ上昇した米金利上昇について、『金利上昇を背景にNY株式市場は調整の動きを見せる可能性もあり、今週のアジア株式市場、特に連休明けの上海株式市場の動向次第ではリスク回避の動きが強まる可能性もあり注目されます』と指摘しています。

また、『金利高の衝撃がアジア株を直撃したほか、新興国から米国への資金流出への懸念もあり、ドル高・新興国通貨安となれば新興国は通貨防衛のために利上げを余儀なくされる可能性もあり、新興国の株安が助長される可能性もあるだけに、引き続き米金利や新興国の動向が注目されます』と、新興国への影響についても言及しています。

ドル/円の動きに対しては、『ドル/円は先週10月2日、3日の安値がいずれも113円53銭、日足・転換線が113円55銭と113円台半ばを下値支援とする動きとなっていただけに、10月8日のNY市場での米中貿易問題を巡る先行き警戒感再燃の動きもあり一時112円84銭へ下落。早期に113円台半ばを回復できるか注目されます』との見解を示しています。

長期化している貿易摩擦懸念については、『訪朝を終えて中国との協力を得たい米ポンぺオ国務長官の訪中に対し、中国の王穀外相は米国の対中貿易問題への対応を非難したのに対し、米国も中国の通商政策や海洋進出問題を真っ向から批判するなど両国が非難の応酬を繰り返す後味の悪い結果となり、今週、あらためて米中貿易問題を巡る懸念がリスク回避の動きを強めることになるか、上海株や人民元の動向と合わせて注目されそうです』と分析。

上海株の動向次第ではリスクオフの流れや円買いにつながる可能性がありますので、注視したいところですね。

加えて、『12日に発表される中国9月の貿易収支、特に対米黒字の結果次第ではトランプ大統領を刺激し、ツイート発信などへの警戒が高まる可能性もあり、上海株が大幅下落となればリスク回避の思惑を背景に円買いが優勢となることも想定され、注意が必要です』と注意を促しています。

今週注目される点については、『ドル高・株高といったリスク選好を短期間に膨らませ過ぎた強気観の修正局面が今週以降も継続するのか相場の方向性を占う上で最大の焦点になりそうです』と考察しています。

今後の米長期金利の動向に関しては、『10日に実施される米3年債、10年債入札に対する応札状況のほか、米9月卸売物価指数、さらに翌11日に発表される米9月消費者物価指数などインフレ指標の行方が注目されます』と伝えており、『今週の米インフレ指標や債券入札の結果次第では一段と金利が上昇する可能性もあるかもしれません』と示唆しています。

最後に、『今週から本格化する米大手金融機関をはじめとする7-9月期企業決算がNY株式市場の反発につながればリスク回避の動きが緩和される可能性もあり、注目されます』とまとめています。決算での上方修正への期待感の高まりと、日本ではアベノミクス相場の継続といった政策期待が高まりやすい状況ともいえそうです。

今週も、しっかりチェックしてまいりましょう!

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子

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