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【注目トピックス 市況・概況】欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋り、世界株安で一段の下落も買い戻しに期待

2018年10月11日 17:25

11日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米長期金利の不安定な動向で世界的な株安につながれば、ドルはこれまでの上昇基調が巻き戻され、一段安となる見通し。ただ、約1カ月ぶりの安値圏で値ごろ感からい買い戻しが入りそうだ。

前日は欧州市場の序盤までドル買い・円売りの地合いが続いたが、その後はドル売り基調に急変した。米10年債利回りが3.24%台に上昇すると、企業収益の悪化への懸念からNYダウが崩れ始め、安全資産の米国債に資金が流入。今度は長期金利が大きく低下し、不安定な金利と株価がリスク回避の円買いを誘発した。また、トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)の利上げについて「異常」などとした度重なる批判もドル売りに拍車をかけた。その流れが本日のアジア市場にも受け継がれ、日経平均株価や上海総合指数の大幅安を手がかりに円買いが優勢となり、ドルは一時112円割れになった。

今晩は、欧州市場が米国やアジアの株安を消化する動きとなり、リスク回避の円買いが先行しそうだ。21時半発表の米国の9月消費者物価指数(CPI)はFRBが目標とする+2%を回る見通しだが、株安や長期金利の低下が続けば、ドル売りを弱められないだろう。ドル・円についてある市場筋は「今年3月末以降はドル高で調整らしい調整がなかった」とし、調整局面入りの可能性を指摘する。一方で、アジア市場では111円台での押し目買いが観測されたほか、クロス円は比較的底堅い値動きとなっている。株価が自律反発すれば、
ドル・円はショートカバーで112円半ばまで持ち直す可能性もあろう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・20:30 欧州中央銀行(ECB)の9/12-13理事会議事要旨
・21:30 米・9月消費者物価指数(前年比予想:+2.4%、8月:+2.7%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:20.7万件、前回:20.7万件)
・02:00 米財務省30年債入札(150億ドル、リオープン)
・02:20 ジョージ米カンザスシティー連銀総裁講演(経済フォーラム)
・G20財務相・中銀総裁会議(12日まで、インドネシア・バリ)

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