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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:FOMC、インフレ期待の低下に関する言及に焦点

2016年1月27日 7:16

米連邦準備制度理事会(FRB)は2016年に入り初の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。昨年最後となる12月会合で、9年半ぶりの利上げに踏み切ったのち、政策を据え置く公算。また、2016年の新メンバー、ブラード・セントルイス連銀総裁、ローゼングレン・ボストン連銀総裁、ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁が加わり、2015年メンバーよりも若干タカ派となった会合となる。イエレンFRB議長の会見やFRBのスタッフ予測の発表は予定されていない。

前回12月FOMCで発表された金利予測によると、スタッフは中央値で年4回の利上げを見込んでいた。一方、年初からの人民元の切り下げ、原油価格の下落を受けた世界市場の混乱、経済の回復ペースの兆候を踏まえて、エコノミストの多くは次回の利上げ予測を当初の3月から6月に先送りした。また、2016年の利上げは2回に留まると見ている。

FOMCを控えて米経済専門局であるCNBCがエコノミスト、ファンドマネジャー、アナリストなど40人を対象に実施した調査によると、多くの回答者は最近の市場の変動にFRBは対応すべきではないと見ていることが明らかになった。また、全体の88%が次のFRBの行動は利上げだと見ている。利下げまたは量的緩和第4弾(QE4)予想は13%。利上げが「間違いである」と指摘したのは全体の15%に過ぎず、80%が「正しい動きだった」との判断。最近の混乱を受けた対応としては、56%が利上げを遅らせるべきとの見方となっている。36%は方針変更の必要はないと指摘。利下げに転じるべきとの意見は全体の5%にとどまった。本年末のFF金利誘導目標見通しは0.88%。これに対しFRBの見通しは1.4%。

ただ、セントルイス連銀のブラード総裁が年初の講演で指摘したように、今後インフレ期待が低下した場合はFOMCの引き締め政策方針に警告を与えることになる。米民間調査機関コンファレンスボードが発表した1月米国消費者のインフレ期待は1年先で4.8と2007年以来で最低となったほか、インフレ期待をはかる上で注視されている5年物のブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)(普通国債とインフレ指数連動債(TIPS)の利回り格差)は2016年に入り一段と低下。1.81まで低下し景気後退時を下回り、過去最低で推移している。FOMCの声明では景気判断や見通し、また、低下を続けるインフレ期待への言及に焦点が集まる。

■Fed調査(CNBC)

*次回の利上げ時期
5月(前回調査4月)

*利上げ終了時期と水準
2018年4-6月期2.56%(前回2018年1-3月期で2.58%)

*利上げペース
・2016年末のFF金利誘導目標見通し:0.88%(FRBの見通し:1.4%)

*GDP見通し
2016年:+2.17%

*CPI見通し
2016年末:1.5%

*米国経済がリセッションに陥る確率
24.1%

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