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【注目トピックス 日本株】木徳神糧 Research Memo(1):海外事業の利益拡大や食品事業の採算改善もあり上方修正の可能性も

2016年3月4日 16:27

木徳神糧<2700>は、米穀の販売を主力とする食品卸会社である。米穀以外には、鶏卵、加工食品、飼料などを扱っている。2015年12月期決算は、売上高が100,724百万円(前期比5.1%減)、営業利益1,385百万円(同22.5%増)、経常利益1,389百万円(同27.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益988百万円(同44.7%増)となった。米穀価格が下がったことで売上高は減収となったが、各利益はいずれも増益となり当初の予想を上回った。

2016年12月期通期予想は、売上高103,000百万円(前期比2.3%増)、営業利益1,130百万円(同18.4%減)、経常利益1,110百万円(同20.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益750百万円(同24.1%減)と予想されている。主力の米穀事業では大手外食チェーンやコンビニエンスストア向けは好調が続くと予想されるが、一般家庭向けは依然として低調であること、今後の天候や平成28年産米の価格動向などの不透明要因があること等によりかなり保守的な予想となっている。しかし一方で、海外事業の利益拡大、食品事業の採算改善等もあり、上方修正の可能性も考えられる。

国内の米穀消費全般は低下傾向にあるが、同社は大手の量販店、外食チェーン、コンビニエンスストアなどの優良販売先を抱えており、売上げを伸ばす可能性はある。またいよいよTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)がスタートすることになり、日本の農業政策が曲がり角を迎えているなかで、同社のような大手米卸の存在意義は一段と高まっている。既にベトナムでの事業も黒字化しており、今後は国内外で同社のビジネスチャンスが拡大する可能性が高く、今後の動向が注目される。

■Check Point
・主力の米穀事業の販売先はコンビニ、大手GMS、外食チェーンなど
・通期業績は堅めの予想、米穀事業は引き続き海外事業で増益を見込む
・新流通ルートに太いパイプを有するため米穀事業は成長を維持

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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