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【注目トピックス 日本株】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家加賀田浩子氏:タイトル:出来高が示すもの

2016年3月9日 17:32

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家加賀田浩子氏が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年3月6日に執筆

1日当たりの出来高が2000万株程度の銘柄をいくつご存知だろうか?日にもよるが全市場で10~20銘柄程度である。その中で、今日はNF日経レバレッジETF<1570>にフォーカスを当てたい。

当銘柄が上場した当時、レバレッジなんて日本人の忌み嫌うものをよくぞ作ってくれたものだと感心したのを覚えている。それが今や低位株と化したみずほHD<8411>や思惑主導のシャープ<6753>に出来高トップは譲るが、トヨタ<7203>、ソフトバンク<9984>、MUFG<8306>と同程度で先月に引き続き月間出来高は4億株を超えた(出来れば月足チャートを見てもらいたい)。なお、売買代金は他銘柄を寄せ付けないほど圧倒的である。10,000円台の当該株の売買代金は一日に2,000億円に達する。

この銘柄がここまで相場のど真ん中で主人公として君臨するには3つの理由があろう。一つ目、本来のインデックス・リターンでは飽き足らない、しかしそれが2倍もあれば十分で、個別株で選別に頭を悩ますよりも単純にデルタを買おうという考え方。二つ目、いくらレバレッジが高いからと言っても指数なのだから、個別株のように紙切れになることはないという安心感(理論上、100%紙切れにならないとは言えないが、そこを議論するようなら相場はやめた方がいい)。そして、三つ目。ここが肝だと思うのだが、個別株のアルファをピックアップするのが困難になってきているのではないか。株で一山当てようかと血眼になって相場に向き合うとき、誰しもが一番上がると思う株を選別する。しかし、もう個別株への投資ではインデックスには負けるわ、更に得べかりし利益(相対パフォーマンス)はレバレッジによって増幅される。更に更にライブドアショック以来、概ね大型株のリターンと小型株のリターンでは前者が上回ってきた。もう10年経つというのに。これでは指数中心の商いになるのは仕方がないのかもしれない。だからこそ、相場のキーとなるとは指数の変化なのだ。

さて、日経平均そのものに目を移すと、東証1部の2月月間出来高は581億株を記録した。このレベルの出来高は2013年7月まで遡らないとお目にかかれない久しぶりの大相場だったわけである。因みに民主党時代に付けた2008年10月の最悪値(最安値)6994円の時は577億株、東日本大震災の2011年3月は686億株、あの大混乱を引き起こした日経平均大量入れ替えの2000年4月に至っては136億株だから、このレベルの出来高は相当なモノであると何となく理解されたい。

加えて月間高安の値幅が3040円(高値17905-安値14865円)もある。これを超える値幅を記録したのはここ20年で実は2回しかない。2008年10月(最悪値)の4442円、そして昨年8月の3232円である。昨年8月は547億株という相当な月間出来高も記録している(だから高値なのね)。こうして見ると、20年に一回あるかどうかの「出来高+値幅」を昨年8月とこの2月に記録している。所謂、「際」というのはこういうものではなかろうか。

その指数だが、ある銘柄の株価は3万円を超えており、日経平均銘柄構成比率では約1割を占める。小売業にもかかわらずPBRは4倍超、ここ数10年で国内衣料品の値下げを引っ張ってきたデフレ経済の権化ともいえる。こういう銘柄が指数を引っ張るのだからデフレ脱却なんぞ本気で出来るものではないと私は確信している。ユニクロが5万円、10万円になって指数が25000円になったら明るい世の中になっていると思いますか?

以上

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執筆者名:加賀田浩子

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