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【注目トピックス 日本株】大幸薬品 Research Memo(4):優れた事業モデルで、業績も順調に成長

2016年3月10日 7:49

■潜在性高いクレベリンLED事業

「クレベリンLED」を組み込んだ電化製品が市場に投入されている。第1弾はドウシシャ<7483>から発売された加湿器(2015年11月発売)であり、第2弾はamadanaがデザインを手がけたアクア製の空気清浄器(2016年1月発売)である。クレベリンLEDは電気的にオン・オフすることで低濃度の二酸化塩素ガスの発生を制御できる装置であり、電化製品メーカーとのアライアンスにより、まずは、空気清浄機、加湿器、除湿機、サーキュレーター、エアコン等の各種製品へ搭載するというスキームで事業展開が推進されている。2017年3月期には、当期以上の新製品が上市される見通しである。

この事業は、部品に知財・ブランドが詰まっているという点ではインテルインサイド型の事業モデルに類似し、消耗品の交換で儲けるという点ではゼロックス型の事業モデルともいえる。同社は空間除菌のマーケットリーダーとして培ってきた技術と「クレベリン」ブランドを活用して、クレベリンLEDとカートリッジの製造・販売を担当する。一方で電化製品メーカーが製品本体の製造・販売・プロモーションを行う。大幸薬品<4574>にとっては、投資が少なくカートリッジのリピートが期待でき、年間を通して売上計上できる可能性がある点で優れた事業モデルとなっており、消費者の評価も高く、業績も順調に成長している。

同社が長年注力してきた二酸化塩素は、さまざまな点で優位性が検証されている。一例として2015年12月に発表された論文では「二酸化塩素は多剤耐性黄色ブドウ球菌等に対して次亜塩素酸ナトリウムより優れた消毒剤である」という証明がなされた。実験に使われた菌種は院内感染の原因となりうる代表的菌種であり、病院等の施設において、二酸化塩素液剤の利用により効果的な除菌ができる可能性がある。また、「二酸化塩素ガスはマラリア、デング熱、西ナイル熱、日本脳炎の媒介に関係する、ハマダラカ、ヒトスジシマカ、アカイエカを忌避する」ことが解明されている。ヒトスジシマカは南米を中心に流行しているジカ熱を媒介する蚊の一種であり、同様の忌避効果が期待される。今後も、二酸化塩素の学術的な研究は継続され、用途開発が進むものと思われる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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