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【注目トピックス 市況・概況】為替週間見通し:ドル・円はもみあいか、日米金融政策の現状維持で小動きが続く可能性

2016年3月12日 15:50

■原油価格の先高観台頭でドルは底堅い動きを続ける

先週のドル・円は底堅い動きを見せた。原油価格の先高観が広がっていることから、リスク回避的な円買いは縮小し、ドル・円は112円台前半から一時114円45銭まで買われる場面があった。欧州中央銀行(ECB)は10日に市場の想定を上回る追加緩和策を発表したことも結果的には円売り材料となった。

ドラギECB総裁は現時点で追加利下げは予想していないとの見方を示したが、ECBによる新たな資金供給はリスク資産の価格上昇につながるとの思惑が浮上し、豪ドル、カナダドルに対する円売りが観測された。米長期金利の上昇もドル・円相場の下支え要因となった。取引レンジは112円23銭-114円45銭。

■ドル・円はもみあいか、日米金融政策の現状維持で小動きが続く可能性

今週のドル・円はもみあいか。14-15日開催の日銀金融政策決定会合と15-16日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合が注目されるが、いずれの会合も金融政策の現状維持が賛成多数で決まる見込み。金融政策の現状維持は現在の為替相場にほぼ織り込まれているため、ドル・円相場が大きく動く可能性は低いとみられる。

FOMC声明やイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見が早期利上げの可能性をやや高める内容であればドル買いが優勢となりそうだが、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は10日に行われた会見で追加緩和について否定的な見解を表明した。この発言を受けて日本銀行による早期追加緩和への期待はやや後退しており、リスク選好的なドル買い・円売りが大きく広がる状況ではないとみられる。

予想レンジ:112円50銭-115円00銭

【日本銀行金融政策決定会合】(14-15日開催)
追加の金融緩和は先送りされる公算。同日の総裁会見で足元の景気認識や物価見通しに関する発言が注目される。また、今後マイナス金利政策がさらに拡大されるとの観測が広がれば、銀行株下落などの影響を嫌気した円買いフローが出る可能性もある。

【米連邦公開市場委員会(FOMC)】(15-16日開催)
金融政策の現状維持が予想されており、市場関係者の多くは追加利上げの時期は早くても6月以降になると予想している。予想通り、金利据え置きが決まった場合にはイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言や声明内容を点検し、6月利上げの有無を見極めることになりそうだ。

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