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【ランチタイムコメント】為替連動避け主力処は見送り、IPOやフィンテック関連などにシフト

2016年3月18日 12:05

 日経平均は大幅に続落。217.10円安の16719.28円(出来高概算10億4000万株)で前場の取引を終えている。17日の米国市場は、NYダウが5日続伸となり、昨年末以来の水準を回復した。一方で、米利上げペースの鈍化を背景に、為替市場では円高が進んでおり、これが重しとなる格好から利食い優勢で始まった。

 小幅な下げで始まった日経平均は、その後円相場が1ドル110円台に突入するなか、これが嫌気される格好から一時16613.69円まで下げ幅を拡大させる場面をみせている。ただ、前引けにかけては円高が一服したこともあり、やや下げ幅を縮めるなど、円相場に振らされる展開だった。

 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの下落。セクターでは原油相場の上昇を受けて、鉱業、石油石炭がしっかり。一方で、保険、輸送用機器、医薬品、ゴム製品、銀行、倉庫運輸、精密機器、小売、水産農林、その他金融が冴えない。

 日経平均は比較的底堅いスタートとなったものの、円相場に振らされる格好から、下げ幅を拡大させている。ドル・円は9時20分辺りの1ドル111円40銭近辺から、10時5分辺りには1ドル110円83銭近辺まで一気に円高が進んだ。この影響によってアルゴリズムトレードが発動したとの見方から、先物主導によるインデックスに売りが断続的に入ったとの見方。その後円相場は111円30銭辺りと落ち着きをみせており、いったんはショートカバーも意識されやすいだろう。

 もっとも週末要因から積極的な売買は手控えられやすいなか、為替に振らされる状況からインデックスの影響を受けやすい主力処への物色は避けてくる可能性がある。そうなると、IPO銘柄のほか、フィンテックなどの成長期待の大きいテーマ株などに、短期筋の資金がシフトしやすいとみられる。(村瀬 智一)

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