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【ランチタイムコメント】日銀のETF流入ポイントを見極め

2016年4月5日 12:07

 日経平均は大幅に続落。353.46円安の15769.81円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えた。4日の米国市場ではNYダウは反落。先週の大幅上昇を受けて利益確定の売りが先行したほか、軟調な原油や商品相場が重しとなった。円相場は1ドル111円台前半での推移に。これら米株安のほか、原油相場の弱い動きや円高を受けて、売り優勢の展開となった。

 寄り付き直後は16000円レベルでの攻防となったが、その後16000円を割り込むと、さらに下げ幅を広げる展開に。円相場も1ドル110円台に突入するなか、インデックスに絡んだ商いにより、日経平均は一時15758.41円まで下げ幅を拡大させている。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1800を超えており、ほぼ全面安商状。この流れを受けて相対的に底堅い値動きをみせていた中小型株も急速に値を消す格好となった。セクターでは33業種すべてが下げており、鉱業、銀行が4%を超える下落。

 日経平均は価格帯別出来高で商いの膨れていた15900-16100円レベルを割り込んできており、真空地帯を走る格好となっている。テクニカル面ではボリンジャーバンドの-2σを割り込み、2月安値時につけた-3σレベルまで下げ幅を拡大させている。一目均衡表では雲を下放れる形状となり、遅行スパンは下方転換シグナルを発生させてきている。

 シグナルが悪化しているほか、中小型株も値を消す展開になり、押し目買いを入れづらい需給状況であろう。その中で強い動きをみせているソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>などに値幅取り狙いの資金が向かいやすいと考えられる。また、一段の下振れが警戒されるなかで、日銀によるETF買い入れといった下支えも意識されやすいところ。水準的にどの辺りをサポートとして市場のコンセンサスが強まるかを見極めたいところであろう。(村瀬 智一)

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