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【注目トピックス 日本株】アンジェス Research Memo(4):研究開発費のピークは2016年で、2017年以降は減少に転じる見込み

2016年4月5日 16:54

■業績動向

(1) 2015年12月期の業績概要
2月5日付で発表されたアンジェス MG<4563>の2015年12月期の連結業績は、事業収益が前期比52.7%減の430百万円、営業損失が4,171百万円(前期は2,273百万円の損失)、経常損失が4,089百万円(同2,395百万円の損失)、当期純損失が4,143百万円(同2,369百万円の損失)となった。

事業収益の減収要因は、2014年12月期に計上した田辺三菱製薬からの契約一時金500百万円がなくなったことが主因で、ムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム」については前期比41百万円増の350百万円と着実に増加している。対象患者の成長とともに投与量が増えていることが増収要因となっている。

事業費用の内訳を見ると、研究開発費が前期比1,193百万円増の3,532百万円と大きく増加しており、営業損失拡大の主因となった。重症虚血肢治療薬の第3相グローバル治験やアトピー性皮膚炎治療薬の第3相治験にかかる費用が増加したことによる。また、販管費についても支払手数料や人件費の増加により、前期比195百万円増の889百万円となった。

(2) 2016年12月期業績見通し

2016年12月通期の連結業績は、事業収益が前期比7.0%減の400百万円、営業損失、経常損失、当期純損失がいずれも6,400百万円と前期から拡大する見通しとなっている。事業収益については、「ナグラザイム」は微増収を見込んでいるが、研究開発事業収益の減少を見込んでいる。営業損失が拡大するのは、研究開発費が前期比1,967百万円増の5,500百万円とさらに拡大するためだ。重症虚血肢治療薬のグローバル治験費用の増加と、国内での3つのパイプラインの承認申請に向けた費用などが増加要因となる。ただ、研究開発費のピークは2016年で、2017年以降は減少に転じる見込みとなっている。

なお、2016年内に国内で承認申請を目指している重症虚血肢治療薬、アトピー性皮膚炎治療薬、薬剤塗布型バルーンカテーテルについてはいずれもマイルストーンや売上による収益への貢献は早くても2017年以降となる。承認申請から取得までの期間は、条件及び期限付き承認制度を活用する重症虚血肢治療薬が前例から判断すると1年以内で、その他2品目については通常ペースであれば1~2年程度かかる見通しだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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