マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

FiscoNews

【注目トピックス 外国株】「債権の株式化」で中国銀に損失リスク、華栄能源の株価下落で

2016年4月8日 14:29

中国当局が近く、一部銀行を対象に「債権の株式化」を解禁する——と報じられるなか、銀行の損失リスクの高まりが警戒されている。銀行にとっては、融資先企業の株価が株式化した際の価格を下回った場合、含み損が膨らむ形となるためだ。例えば、国有4大銀行の一角である中国銀行(3988/HK)が今後、造船大手の中国華栄能源(1101/HK)に対する債権を株式化する予定だが、華栄能源の現在株価は0.77香港ドルと、予定されている株式取得価格の1.20香港ドルを36%下回る水準にある。中国銀がすでに華栄能源の株主になっていたと仮定した場合、現時点で9億7200万香港ドル(約136億円)の損失を抱える計算だ。香港メディアが7日伝えた。
中国メディアは先ごろ、一部銀行を対象に中国当局が「債権の株式化」を試行するもよう——と報じた。「債権の株式化」とは、銀行が保有する企業などの債権を株式に振り替えるというもの。企業側から見て「債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ:DES)」と呼ばれるこの方法は、中国のバッドバンクにあたる国有資産管理会社(AMC)が実施しているが、商業銀行には認められていない。
これに先立つ形で3月8日、香港上場の華栄能源がDESによる債務再編計画を発表していた。債権行などを割当先とし、最大171億800万株の新株を1株当たり1.20香港ドルで発行する計画。これにより、最大の債権行である中国銀が同社株14%を引き受け、筆頭株主になる可能性があるという。
「債権の株式化」は企業側にとって、債務負担の軽減につながるプラス材料。ただ銀行にとっては、短期的には不良債権リスクの軽減につながるものの、長期的にはマイナス影響が大きいとみられている。債務負担を軽減しても企業側の経営が改善されなかった場合、銀行の財務へのマイナスインパクトが大きいためだ。
実際、前述の華栄能源について、不振の造船事業を縮小し、石油・天然ガスに主力事業を転換する戦略を進めているが、業績は2015年度まで3期連続の赤字だった。経営の先行き不透明感が強いなかで、株主になる中国銀へのマイナス影響が懸念されている。

【亜州IR】

<ZN>

fisco

「マネーポストFX」の注目記事

半年の最大損失が約6万円なのに、取引全自動で稼ぎは50万円以上のFX
取引全自動のFXシストレ 5万円元手に1か月で8万円稼いだ実力
忙しくてもFX自動売買で1000万円儲けたトレーダー
40代投資家 「守り」を意識した売買で5000万円突破
相場観ゼロでもFXで1000万円稼ぐ方法とは
  • 約1年で140万円の儲け 暴れ馬ポンドで稼いだFXシストレ
  • 年間利回り10%以上も可能 海外銘柄で配当投資を始める方法
  • 2017年夏号(6月1日発売号)

    大特集は〈ただならぬ大化け株 総力発掘50〉。藤野英人氏が見出した「次世代テーマ株」や、戸松信博氏、藤井英敏氏らが注目する爆騰期待の個別株をランキング形式で紹介。橘玲氏、森永卓郎氏らによる連載も充実。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

     日頃、雑誌『マネーポスト』をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。このたび、『マネーポスト』は2017年夏号(2017年6月1日発売号)をもって、当サイトに完全移行・統合することとなりました。
     これまでのご愛顧に心から感謝いたしますとともに、「マネーポストWEB」も同様にお引き立ていただければ幸いです。

    2017年夏号(6月1日発売号)

    大特集は〈ただならぬ大化け株 総力発掘50〉。藤野英人氏が見出した「次世代テーマ株」や、戸松信博氏、藤井英敏氏らが注目する爆騰期待の個別株をランキング形式で紹介。橘玲氏、森永卓郎氏らによる連載も充実。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    小学館雑誌定期購読小学館のプライバシーステートメント問い合わせ広告掲載について

    © Shogakukan Inc. 2017 . All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. 掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。