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【ランチタイムコメント】価格帯別出来高では商いが膨れてきているところ

2016年4月12日 12:09

 日経平均は反発。186.67円高の15937.80円(出来高概算10億7000万株)で前場の取引を終えた。11日のNY市場は下落。原油高が材料視されるものの、主要経済指標の発表が予定されておらず、手掛かり材料に欠ける展開。本格化する1-3月期決算発表を見極めたいとの模様眺めムードも強く、引けにかけて下げに転じている。シカゴ先物は大阪比30円安の15710円だったこともあり、朝方はこれにさや寄せする格好から、売りが先行した。

 しかし、寄り付き直後に15700円を下回る場面もみられたが、先物主導で切り返しを見せてきており、早い段階で上昇に転じている。為替市場では円相場が1ドル108円台を回復するなか、日経平均の上げ幅は一時200円を超える場面も。ただし、16000円接近では戻り待ちの売り圧力も警戒されやすく、ややこう着感が強まってきている。

 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは鉄鋼、銀行、証券、海運、非鉄金属、鉱業、輸送用機器、機械、その他金融などが強い。一方で、水産農林、食料品、陸運、小売が冴えない。

 日経平均は先物主導によるインデックスに絡んだ商いで強い動きをみせている。昨日の下落局面では15500円を割り込まず、下ひげを残す格好から下げ幅を縮めていた。同水準では日銀のETF買い入れなどの思惑等もあり、売り方の買戻しなども意識されやすいようだ。ただし、価格帯別出来高では商いが膨れてきているところであり、特に15900-16100円レベルでの戻り売り圧力は強そうである。この水準で跳ね返されるようだと、さらに積み上がりをみせてくるため、下に仕掛けられやすいところでもある。

 とはいえ、主力処が軒並み堅調に推移していることから、参加しやすい需給状況でもあろう。中小型株への物色も活発なほか、テーマ材料なども豊富であり、短期的な値幅取り狙いの商いでの回転も利きやすいだろう。ただし、引けにかけてのポジション調整は意識されやすい。16000円に届かないようだと、やや弱含みとなりそうだ。(村瀬 智一)

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