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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:FRBは世界経済を救うための利上げを

2016年4月13日 7:10

米国の利上げの軌道に関して、依然不透明感が強い。そんな中、著名債券投資家でジャナス・キャピタル・グループのビル・グロス氏は週末付の米バロン紙のインタビューで、先進国のゼロ金利政策はネガティブな結果をもたらすとし、米連邦準備制度理事会(FRB)は緩やかな利上げを継続するべきだとの見解を示した。同氏は2016年末時点でのFF金利誘導目標を1%、米10年債利回りは1.9%を予想。FRBスタッフと同様に本年2回の利上げを予想している。

米国が利上げを継続することによって、逆に欧州中央銀行(ECB)や日本銀行はマイナス金利を一段と引き下げる必要がなくなる。マイナス金利は銀行の貯蓄率を引き下げ、いずれ銀行の存続にもかかわってくる可能性もある。銀行は貯蓄なしには存続することができない。

グロス氏は、「イエレンFRB議長など、中央銀行は金利の上昇がインフレを引き下げ、利下げは経済を活性化するという歴史的なモデルが依然機能していると信じているようだが、過去15−20年の例から、必ずしもそうとは限らない」、と異議を唱えている。金利が低いと、投資よりも資金を借りるほうが有益となる。従って、資産価格も上昇しないとの理論。

FRBはドル高を懸念し世界経済が見通しに影響するとして、利上げを躊躇するよりも利上げの機会があった昨年6月に最初の利上げに踏み切っていれば、世界経済は案外早く回復していたかもしれない。

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