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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:市場は少なくともあと1回の年内の利上げ織り込む、6月FOMCも選択肢

2016年4月28日 7:27

米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場の予想通り政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25-0.50%に据え置き、利上げを見送った。同時に発表した声明では、「インフレ、世界経済、金融の展開を綿密に監視する」との文言を繰り返したものの、前回3月声明の中で警告した「世界経済、金融の展開が引き続きリスクを生む」との文言を削除。FOMCメンバーは世界市場混乱による米国経済への影響が限定的、また、米国経済は逆風に回復力があると判断した。

同時に、「経済に減速の兆しが見える」と、景気判断を下方修正するなど、依然慎重な姿勢も見られた。しかし、労働市場は「一段と改善」、インフレも「中期的に目標の2%に向けて上昇すると予想」としていることなどから、全般的に見通しは「楽観的」と受け止められた。金利のフォワードガイダンスも変わらず。声明では、政策金利の調整時期やサイズに関し、委員会は「最大雇用」や、「2%インフレ」という目標に向けた経済の動向次第と繰り返した。労働市場の状況、インフレ、インフレ期待、金融、国際状況の展開を含め様々な情報を考慮すると加えた。

経済は緩やかな利上げに限り正当化されるとの見解を維持。また、金利の軌道は「経済の見通し次第」と繰り返した。世界経済へのリスクが取り除かれたことで、6月の追加利上げも選択肢に残されたとの見方もある。金利先物市場では、年内に少なくとも1回の利上げを織り込みドルを支援した。

「世界経済・金融の展開がリスクを生む」との文言が削除されたものの、、「インフレ、世界経済、金融の展開を綿密に監視する」との文言が残されたことで、利上げペースは依然緩やかなものになると予想される。

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