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【注目トピックス 市況・概況】米国株見通し:買い先行か、調整を意識したスタンスも

2016年5月9日 19:34

『米株式市場』

6日のNY市場は上昇。4月雇用統計で非農業部門雇用者数が16万人増と予想を大幅に下回る内容となったことで、雇用情勢への懸念から売りが先行。しかし、追加利上げ観測が後退すると下げ幅を縮小し、上昇に転じた。ダウ平均は79.92ドル高の17740.63、ナスダックは19.06ポイント高の4736.16。

グローベックスの米株先物はNYダウで40ドル高程度を織り込んで推移しているほか、欧州市場が全般上昇して始まっており、この流れを引き継ぐ格好で買いが先行しよう。また、カナダの大規模な山火事は8日、発生して1週間以上がたったが火の勢いが衰えず被害が拡大していると報じられている。同州はカナダのオイルサンド(油砂)産業の中心地で、現地の石油生産施設は大半が停止しているもようと伝えられている。原油先物価格への思惑にもつながろう。

雇用統計は非農業部門雇用者数が前月から大幅に減少し、雇用市場の回復鈍化が示され、6月の利上げ観測は大きく後退した。一方で、4月の新車販売台数やISM非製造業景況指数は好調に推移しており、引き続き景気指標や地区連銀総裁の発言から利上げ時期を見極める展開が続くだろう。

もっとも、米経済への先行き不透明感が燻っているほか、大統領選挙の共和党の候補者にトランプ氏が選ばれる可能性が高まったことを受けて、米国の経済政策の混乱に備えた動きも警戒されやすい。買い先行としても、テクニカル面では、NYダウは25日線が上値抵抗として意識されてきており、調整を意識したスタンスになりやすい。

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