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【注目トピックス 経済総合】ゴーン日産CEOが中国EV戦略調整、低価格モデル投入を視野

2016年5月10日 8:43

日産自<7201>のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)はこのほど、中国での電気自動車(EV)戦略を見直す方針を明らかにした。「足元の販売不振は価格設定の高さにある」との認識。現在のプラットフォームとは全く異なる低スペックの新型EVを中国投入する考えを明らかにしている。中国経営報が9日付で伝えた。
自社のEV事業について、「将来性を見越してラインナップを増強してきたものの、投資回収を実現するまでに至っていない」と吐露。とりわけ中国市場でそれが顕著だと補足した。その上で、新技術の導入を通じて中国現地生産コストを引き下げる戦略と並行して、販売テコ入れに向けて低価格EVの投入を考慮する意向を語った。
日産の中国EV販売は、足元で伸び悩んでいる。東風汽車との中国合弁である東風日産乗用車公司の自主ブランド「啓辰(ヴェヌーシア)」で展開するEV「晨風(e30)」は、月間販売がわずか100台足らず。好調な欧米販売とのギャップは大きい。
日産車の欧州でのEV販売シェアは2015年、「ルノー」車と併せて15%を超えた。一方で同年の中国でのEV販売は、通年目標未達に終わっている。
しかしながら、中国でのエコカー事業展開についてゴーンCEOは、EVを全面的に押す従来方法を堅持する立場。「ハイブリッド車(HV)ではなく、EVを支持する中国政府のスタンスは鮮明だ」と述べ、EV開発に引き続き注力する構えを示した。

【亜州IR】

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