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【注目トピックス 日本株】あらた Research Memo(4):収益性の向上とキャッシュ効率の改善により財務基盤の強化が進む

2016年7月1日 16:03

■業績動向

(2)財務状況と主要経営指標

あらた<2733>の2016年3月末の総資産は前期末比7,849百万円増加の219,689百万円となった。このうち流動資産は、同7,967百万円増加の151,873百万円となった。主な増加要因は、現預金で2,319百万円、売上債権で3,484百万円、未収入金で2,226百万円などとなっている。固定資産は同118百万円減少の67,815百万円となった。有形固定資産で1,055百万円、のれんで431百万円減少し、投資有価証券で1,306百万円増加した。

負債は前期末比5,818百万円増加の163,747百万円となった。主な増加要因は、仕入債務で3,146百万円、退職給付債務で1,580百万円、未払法人税等で874百万円、有利子負債で345百万円などとなっている。また、純資産は利益剰余金の増加により前期末比2,030百万円増加の55,941百万円となった。

経営指標を見ると、経営の安全性指標となる自己資本比率は25.5%と前期末比0.1%上昇し、有利子負債比率も同3.3%低下するなど財務体質の改善が進んだ。キャッシュ効率を高めるため、売上債権回転日数の短縮や在庫回転率の向上などに取り組んだ成果が出ているものと考えられる。売上債権回転日数は前期の47.2日から46.5日に短縮した。大手顧客との取引条件を変えることは難しいものの、回収期間を考慮して売上拡大を進めたことが改善につながっている。また、在庫回転率については前期の20.45回から21.67回に上昇した。売上が好調に推移したこともあるが、発注精度を高めていく取り組みを進めたことが改善につながった。収益性について見ても、ROA、ROE、売上高経常利益率ともに前期から向上しており、収益性の向上とキャッシュ効率の改善により財務基盤の強化が進んだと言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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