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【注目トピックス 日本株】キトー Research Memo(1):16/3期は2ケタ増収増益で着地

2016年7月6日 16:15

キトー<6409>は、建設現場及び製造業の工場などで簡単に物を持ち上げ、運び、固定するために利用する「巻上機」(チェーンブロック、レバーブロックなどの、マテリアルハンドリング、いわゆるマテハン機器)の国内トップメーカーである。グローバル展開も進んでおり、海外売上高は77.3%(2016年3月期)に達し、世界市場でもトップ5に入る。

2016年3月期は売上高で55,821百万円(前期比11.7%増)、営業利益で5,221百万円(同53.8%増)、経常利益で4,576百万円(同33.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で2,497百万円(同23.2%増)となった。売上高が増収となったのは主にピアレス社の影響(前期は半期分の寄与)によるが、円安も寄与している。日本、米州は比較的堅調であったが、中国は減速が続いており今後の動向は楽観視できないが、利益水準は維持すると見込まれる。

同社は2017年3月期通期の業績は、売上高で53,000百万円(前期比5.1%減)、営業利益で4,300百万円(同17.7%減)、経常利益で4,000百万円(同12.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益で2,400百万円(同3.9%減)と予想している。基本的に数量ベースでは各地域とも前年並みを見込んでいるが、為替レートを円高と予想していることから、仕上がりの決算としては減益を予想している。ただしこの予想はかなり厳しく予想したものなので実際には増額修正の余地はありそうだ。

同社は、「あらゆる市場で最も信頼される巻上げ(反重力)機器メーカーを目指す」というビジョンを掲げて新しい中期経営計画を発表した。この計画の最大の目標は「高収益体質への回帰」である。今までの売上高拡大重視から利益拡大へ重点を置いている。定量的目標は2021年3月期にEBITDAで130億円であるが、それ以上に定性的に同社がどう変わるか大いに注目される。

■Check Point
・巻上機の国内トップメーカー、グローバル展開も進む
・イタリア及びオーストラリアの新規子会社に注目
・あらゆる市場で最も信頼される巻上げ機器メーカーを目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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