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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:FOMC、7月声明で年内の利上げへの基盤築く可能性も

2016年7月21日 7:37


米ウォールストリートジャーナル(WSJ)紙のFedウォッチャーとして知られるヒルゼンラス氏は、米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーが年内の利上げに関して自信を取り戻しつつあり、市場が予想している以上のペースで利上げを行う可能性を指摘した。FOMCメンバーは年末まで、早くて9月までに利上げに踏み切るためのさらなる確証を探している。FOMCは市場への情報伝達手段のひとつとして同紙に情報をリークする場合があるため、同紙のFedウォッチャーのコメントに市場は注目する。

ショックとなった欧州連合(EU)離脱を決定した英国の国民投票を受けて、金融市場はいったん混乱したものの、安定を取り戻し国民投票前の水準を回復した。イエレンFRB議長を含め、多くのFOMCメンバーは英国のEU離脱が米国経済に与える影響は限定的との見方。セントルイス連銀のブラード総裁は「ほぼゼロ」と見ている。

4月、5月の雇用統計が予想を大幅に下回ったため米国労働市場の回復鈍化懸念がいったんはひろがった。しかし、6月の雇用統計は予想を大幅に上回り、4月、5月の弱い雇用統計が米国労働市場の鈍化への転換を示唆しているわけではなく、一時的なものである証拠となった。1−3月期に比べ、4−6月期の経済指標は順調な経済の回復が継続している兆候を示している。また、賃金を含めインフレも上昇基調にある。

多くのFOMCメンバーは利上げに辛抱強くなれると指摘しており、FOMCは7月26−27日に予定している会合で、金融政策を据え置くことはほぼ確実と見られている。しかし、声明では、6月会合時に比べて経済がさらに改善し一段と健全であるとの見解を示し、経済が見通し通りに展開した場合に数か月内に利上げに踏み切る基盤をつくる可能性がある。

アトランタ連銀のロックハート総裁は英国のEU離脱決定後の市場は安定しており、年内に多くて2回の利上げも除外しないとの見解を示した。ダラス連銀のカプラン総裁は先週、我々は緩和策の解除をすべきだとし、ただ、「緩やかで辛抱強いペースで」と加えた。クリーブランド連銀のメスター総裁は予想を大幅に下回った米国の5月雇用統計の結果を受け、英国のEU離脱の是非を問う国民投票を控えて6月のFOMCで政策据え置きを支持したことを明らかにした。しかし、その後のインタビューでは、米国経済の基盤は非常に堅調だと指摘しており、利上げの立ち遅れる可能性を警告した。

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