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【注目トピックス 日本株】サンコーテクノ Research Memo(3):重要なのはファスニング事業における「市場創出」

2016年7月26日 15:59

■オリンピック後を見据えた成長への取り組み

(2)新中期経営ビジョン『S.T.G VISION 2020』

サンコーテクノ<3435>は2016年3月期から、新中期経営ビジョン『S.T.G VISION 2020』に取り組んでいる。同“ビジョン”のもと、中期戦略として“(年平均)売上高成長率5.0%以上”、“営業利益率8.0%以上”、”新製品売上高構成比率30%“の3点を計数目標として掲げている。

同社が初年度の2016年3月期に実施した具体策は、組織体制の変更だ。目的は1)主要事業であるファスニング事業以外を1つの事業に集約し、営業・事務作業を効率化して収益改善を目指す、2)ファスニング事業は、工事部門を取り込み、材料販売と合わせ“一気通貫体制”、“フレキシブル体制”に組織を再編し、安定供給・安定品質・市場創出を促進する、というものだ。

このうち、特に重要なことは、ファスニング事業における「市場創出」という部分だと、弊社では理解している。前述のようにあと施工アンカーに代表される同社のファスニング製品は、建築を主要市場として業容を拡大してきた。しかし建設には建築に加えて土木分野がある。建築需要は長期的に横ばいという前提を置く同社は、横ばい市場(建築)でどう成長するかということと、同社にとっての新市場である土木分野への本格参入とが、必然的に課題として浮かび上がってくる。この課題克服の要点を表すのが「市場創出」であり、その実現に向けた社内インフラ整備が「一気通貫体制」ということだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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