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【オープニングコメント】3万円処を大きく割り込む場面においては押し目買いの好機

2021年2月24日 8:16

 24日の日本株市場は、利食い優勢の展開になりそうである。23日の米国市場はNYダウが15ドル高と小幅に続伸。一方でナスダックは続落となっている。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の半期に一度の上院議会証言を控え金融緩和縮小への警戒感から大きく下落する場面がみられたが、パウエル議長が強力な金融緩和を続ける方針を改めて強調すると、長期金利の上昇も一服し下げ幅を縮小。ダウは引けにかけてプラスに転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比175円安の29995円。円相場は1ドル105円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い優勢の展開になりそうである。米ハイテク株が弱い値動きをみせており、ナスダックは25日線を割り込み、75日線に接近する場面がみられている。75日線に接近した後は切り返していることから、いったんは調整一巡感が意識されやすいとみられるが、戻り待ちの売り圧力が警戒視されそうだ。
売り一巡後は押し目買いの動きが意識されようが、戻りの鈍さが意識される局面においてはショートを仕掛けてくる流れは警戒しておきたいところ。

 また、日銀のETF買い入れが期待できない一方で、GPIFによる売却観測などが伝わってきていることもあり、上値追いが慎重になりやすいところである。指数インパクトの大きい値がさ株をターゲットに売り仕掛けも意識されやすい。また、ナスダックの調整基調のほか、テスラの調整が強まってきていることから、連動性が高いマザーズの時価総額上位銘柄への利益確定の売りが意識されよう。そのため、物色の流れとしてはワクチン接種が進むことによる経済活動の正常化への期待や資源価格の上昇などを背景に、景気敏感株へのシフトが意識されやすくなりそうだ。

 もっとも、売り仕掛け的な流れが強まったとしても、日経平均の3万円処を大きく割り込む場面においては、その後の自律反発を想定した押し目買いの好機との見方もされよう。引き続き3万円処での底固めを意識しておきたいところである。

<AK>

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