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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:年内2度の利上げは可能か?

2016年8月27日 9:22


26日のニューヨーク外国為替市場でドルは主要通貨に対して全面高となり、ドル・円は一時101円94銭まで買われる展開となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は26日、ワイオミング州ジャクソンホールでの経済シンポジウムで講演し、労働市場の改善などによって過去数カ月間で利上げ余地が拡大しつつあるとの見方を示したことがドル上昇を促した。フィッシャーFRB副議長が一部メディアとの会見で9月利上げの可能性を示唆したこともドルを押し上げる要因となったようだ。

市場関係者の間からは、「イエレンFRB議長の講演内容は全般的にはややタカ派寄り」との声が聞かれており、雇用やインフレ関連の経済指標が悪化しなければ、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの利上げが決定される可能性は十分あるとの見方が浮上している。

また、9月に利上げが行われた場合、12月に追加利上げが実施されるとの思惑も浮上している。ただし、一部の市場関係者は「今年2回の利上げを行うことによって金利を引き下げる余地が生じることになる」との見方を示している。予見困難な何らかの要因で米国の経済成長が著しく停滞し、景気刺激のための財政措置や金融緩和が必要となった場合、利下げを行うことが可能となる。このため「年内にある程度の金利引き上げ(金利の正常化)を行うことは必ずしも誤った考え方ではない」との声も聞かれている。

ただし、イエレンFRB議長は、利上げの時期を明らかにしていないため、タカ派的な見解を表明することで市場の反応を見極めたい狙いがあるのではないか?との見方もある。年内利上げの可能性は一段と高まったが、インフレや雇用関連の指標でさらなる進展がなければ、9月利上げは合理的ではないとの意見は依然として多い。

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