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【注目トピックス 日本株】木徳神糧 Research Memo(1):16/12期2Qは期初予想を大きく上回り結果としては好調な決算

2016年9月1日 16:18

木徳神糧<2700>は、米穀の販売を主力とする食品卸会社である。米穀以外には、鶏卵、加工食品、飼料などを扱っている。2016年12月期第2四半期決算は、売上高が54,236百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益726百万円(同6.8%減)、経常利益759百万円(同4.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益591百万円(同13.1%増)となった。主力の米穀事業で販売数量が増加したことに加え、価格も上昇したことから増収となったが、食品事業で台湾子会社の工場稼働前の経費を計上したことなどから営業利益は前年同期比では微減益となった。しかし期初の予想を大きく上回っており、結果としては好調な決算であったと言える。

上半期(2016年12月期第2四半期)の好決算を受けて、2016年12月期通期予想も上方修正され、売上高103,000百万円(前期比2.3%増)、営業利益1,230百万円(同11.2%減)、経常利益1,230百万円(同11.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益870百万円(同12.0%減)と予想されている。主力の米穀事業では大手外食チェーンやコンビニエンスストア向けは好調が続くと予想されるが、一般家庭向けは依然として低調であること、今後の天候や平成28年産米の価格動向などの不透明要因があること等によりかなり保守的な予想となっている。しかし一方で、海外事業の利益拡大、食品事業でのリストラ効果、鶏卵事業の採算改善等もあり、上方修正の可能性も考えられる。

国内の米穀消費全般は低下傾向にあるが、同社は大手の量販店、外食チェーン、コンビニエンスストアなどの優良販売先を抱えており、売上を伸ばす可能性はある。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の動向は不透明であるが、日本の農業政策が曲がり角を迎えているのは事実である。このような環境下で同社のような大手米卸の存在意義は一段と高まっている。既にベトナムでの事業も黒字が定着しており、今後は国内外で同社のビジネスチャンスが拡大する可能性が高く、今後の動向が注目される。

■Check Point
・主力の米穀事業の販売先はコンビニ、大手GMS、外食チェーンなど
・通期業績は堅めの予想、米穀事業は引き続き海外事業で増益を見込む
・中期3ヶ年計画最終年度、利益面では数値目標達成予想

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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