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【注目トピックス 日本株】ソフトブレーン Research Memo(4):通期は増収増益見通し、足元の主力2事業とも足元も順調に推移

2016年9月12日 16:12

■今後の見通し:中期業績の拡大に向けた布石は着々と打たれている

ソフトブレーン<4779>の2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比18.7%増の7,000百万円、営業利益が同3.2%増の700百万円、経常利益が同3.1%増の700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.8%増の380百万円としている。第2四半期までは計画を上回って推移しているものの、需要期である第4四半期の動向がまだ流動的なためだ。ただ、足元については主力2事業とも受注は順調に推移しており、市場環境に今後大きな変化がなければ会社計画を上回る可能性が高いと弊社では見ている。

○eセールスマネージャー関連事業
「eセールスマネージャー」については、「使い勝手No.1」の営業支援ツールとして機能の拡充を進めながら、今期も順調な成長が続くものと予想される。ここ最近ではタブレットなどスマートデバイスを使って営業効率の向上に取り組む企業も増加しており、同社にとっては追い風となっている。同社の推計では国内での潜在顧客数は中小企業含めて150万社程度あるが、営業支援ツールの利用率はまだ2%程度の水準であり顧客開拓余地は大きい。市場調査会社の予測によれば、CRM市場は2015年の801億円から2020年には1,039億円となる見通しであり、同社の売上げも安定成長が期待される。

「eセールスマネージャー」の今後の開発予定としては、IoTやマーケティングオートメーションツール、BIツールなどその他のソリューションツールとの連携を進めていく予定となっている。機能面では管理作業の効率化やセミナー受付、レポーティング機能の強化を進めており、ソリューションツールの連携とともに既に開発計画に落とし込み済みの模様だ。なお、中小企業向けの「eセールスマネージャー nano」については契約数の拡大に向けて現在、機能面の見直し等を進めている段階にある。

また、今期よりサービスを開始しているソフトバンクロボティクス社が開発したヒト型ロボットの「Pepper」を活用した受付システム「eレセプションマネージャー」の動向も注目される。2016年秋にIBMのWatsonと連携し、自然言語処理による受付システムに進化させていく予定となっているためだ。従来は来訪者の音声を認識して、パターン化された応対を行うのみであったが、Watsonと連携することで様々な状況に合わせた応対が可能となるためだ。将来的には顧客に最適な提案をし、その反応をもとに営業に商談を引き継ぐといった機能を持つサービスまで進化していくことを目指している。現段階では導入件数も少ないため業績に与えるインパクトは軽微だが、近未来の受付システムとして将来的に普及が期待される。

○フィールドマーケティング事業
フィールドマーケティング事業の売上高は大型受注案件の寄与により、今期も2ケタ増収が続く見通しだ。利益面でも、人員体制の強化や事業所の開設等に伴う費用増により利益率は低下するものの増益が見込まれる。店舗における商品の売場づくりなどフィールドサポート業務は労働集約型であり、人手不足が慢性化するなかで今後もアウトソーシングの流れが続くものと見られる。同社では、全国に約6.1万人のキャストを配置し、様々な顧客ニーズに対応できる強みを生かして、今後も事業規模を拡大していくものと予想される。

また、フィールドマーケティング事業のビジネスモデルは中期的な観点からも注目に値する。日本の労働力は2060年には4,418万人とピーク時(1995年:8,717万人)比較で半減となることが確実視されている。その中で活用が期待されているのが主婦である。働く意欲は持ちながら再就職に踏み切れない最近の専業主婦の中には、就職氷河期に新卒採用され、会社で厳しく鍛えられた女性が少なくない。同社の主婦の力を有効活用するというビジネスモデルは、主婦の労働力活用という中期的な流れの上でも注目される。

以上を見ると、中期業績の拡大に向けた布石は着々と打たれているという印象だ。

なお、フュージョンパートナーが同社株式の42%を取得し、筆頭株主になったと7月に発表された。今後は事業面での協業に向けた検討を開始していく予定となっている。両社とも分野は違うものの企業向けにインターネットを活用したソリューションサービスを提供していることから、クロスセルなどの可能性が今後考えられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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