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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:Fed調査、大半の市場参加者は9月FOMCで利上げ見送りを予想

2016年9月21日 7:23


米連邦準備制度理事会(FRB)の9月連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、経済専門局であるCNBCが41人のエコノミスト、ファンドマネジャーなど市場参加者を対象に行った世論調査によると、回答者の90%が「FOMCは9月会合で利上げを見送る」と見ていることが明らかになった。しかしながら、2016年12月に利上げを予想している市場参加者は回答者全体の88%を占める異例な結果となった。11月に控えている米国大統領選挙が終了するまで、FRBは様子見姿勢を維持するだろうとの見方が強い。

最近の不明瞭な経済指標も、FOMCの慎重な姿勢を後押しする。政策の据え置きを予想している市場関係者は主な理由として、世界経済の弱さや市場が十分に利上げを見込んでいないことを挙げた。利上げの軌道に関しては、市場は年内1度の利上げを予想。FOMCが利上げを打ち止める水準は2.48%と、前回の調査から20ベーシスポイント上昇。FOMCの6月時点の見通しは3.0%だった。大半の市場関係者はこの水準に達するにはほぼ2年かかると見ている。また、今後12か月間に景気後退に陥る確率は25%と、1月以来で最高に達した。回答者全体の60%は、FRBの金利決定に関して高頻度の指標や政策に対する市場の反応に焦点を当てすぎていると批判。

国内総生産(GDP)の成長は平均2%前後の成長にとどまっているほか、世界経済も依然ぜい弱だとの見方からFOMCは利上げを見送るべきとの意見が見られる一方、FOMCが利上げを先送りすればするほど、「FOMCの信頼に傷がつく」との指摘も、調査で見られた。ムーディーズアナリティックのチーフエコノミスト、マークザンディ氏は、「労働市場は強く、最大雇用の水準またはそれに近い段階に達しているほか、インフレも目標に近く、加速する兆しを見せている」「金融市場も良好で世界経済も安定している」とし、「FOMCが今週利上げを見送ることは間違い」と指摘した。また、債券王として知られるジャナスキャピタルのグロス氏もツィッターで、「9月FOMCでの利上げの確率は市場が予想しているよりも高く、50%」との見方を示した。サプライズの利上げは、ドル買いを支援するとみられる。


◎Fed調査

■利上げの可能性
利上げを実施:7%(8月調査21%)
利下げ:0%
金利据え置き:90%(8月80%)
わからない:2%(8月0%)

■FRB金利据え置き見通しの理由
世界成長への懸念:31%
市場が利上げを織り込んでいないため:22%
米国大統領選挙:11%
一貫性がない/弱い雇用の伸び:11%

■次回の利上げの時期
2016年12月:88%
2017年1月:2%
2017年2月:2%
2017年6月:2%
2017年9月以降:5%

■金利見通し
2016年:0.6%(6月FOMCでのSEP見通し0.9%)
2017年:1.2%(1.6%)
2018年:1.8%(2.4%)
長期:2.5%(3.0%)

■GDP見通し
2016年:1.82%
2017年:2.28%

■インフレ見通し
2016年:1.5%
2017年:2%

■10年債利回り見通し
2016年L78%
2017年2.28%

■今後12か月間にリセッションに陥る確率
25%(前回20%)

(CNBC)

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