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アイチ・森下安道伝 「家族旅行の費用は7000万円」バブル期の大豪遊

2021年12月11日 19:00 週刊ポスト

「バブルの王様」の家族旅行はそのスケールも桁違いだった(イメージ)
「バブルの王様」の家族旅行はそのスケールも桁違いだった(イメージ)

【連載『バブルの王様』第6回】貸付総額1兆円超のノンバンク「アイチ」を率いた“街金の帝王”森下安道(1932~2021)は、プライベートでの金遣いも桁違いのスケールだった。『バブルの王様 アイチ森下安道伝』の6回目、ノンフィクション作家・森功氏のレポートをお届けする(文中敬称略)。

 * * *
「もし時間を買えるなら、金輪際値をつけない」
 
 その言葉は、カネのありがたみをひといちばい体感してきたことの裏返しのように思えた。常々そう口にしていた森下安道は、ビジネスに関する決断が速い。自らに言い聞かせるかのように社員たちに向け、こう続けた。
 
「家だって車だってカネで買えるし、飛行機だって持てる。けど、時間だけはどうしようもない。それだけ時間は大切なんだよ。貧乏人でも大金持ちでも、どんなに偉い人間でも1日は24時間だろ。時間だけは、われわれに平等に与えられている。だから悪いことは言わない、とにかく我慢して他人より3倍働け。そうすれば、結果はあとで必ずついてくるからな」
 
 森下の貸金に対する取り立ては厳しかった。反面、気前はよかった。わけても妻や子供たちには惜しげもなく、求めるものを買い与えてきたといえる。
 
 長女の佐和子と次女の夕子(ともに仮名)を産んだ京子が病弱だったため、森下は出会ったばかりの福井豊子に子育てを任せた。そうこうしているうちに二人は男女の関係になる。豊子は森下にとって3番目の妻となり、1967(昭和42)年、雅美(仮名)が生まれた。森下の三女である。

 洋服屋と金貸しという二足の草鞋を履きながら、森下は雅美の生まれる前年に手形割引業「高千穂通商」を設立した。そこから金融の世界へ足を踏み入れ、瞬く間に大金を手にしていった。
 
 ある意味、時代が森下のビジネスを押し上げた面もある。東京・新宿通り沿いの四谷に洒落た本社ビルを構えるまでになった森下は、やがて日本一の街金業者となる。幼い3人の娘たちを連れ、毎年欧州旅行に出かけ始めたのも、この頃だ。

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