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【Miniトピック】日銀のイールドカーブ・コントロールを市場は信頼できるか?

2016年10月10日 11:51

 日本銀行の黒田総裁は8日、米ワシントンで講演を行った。報道によると、黒田総裁は「必要な場合は追加緩和をためらわない」と述べたが、現時点で一段の利下げが必要とは考えていないと語った。また、黒田総裁は「金融政策の軸足を量から金利に転換した新たな枠組みのもとでは、イールドカーブ・コントロールが達成されている限り、将来的に国債買い入れ額がかなり減少する可能性がある」との見解を示した。

 金融政策の新たな枠組みには量的緩和策が含まれており、国債買い入れ額がただちに減少するわけではないとみられている。ただし、国債増発がなければ買い入れ額をさらに増やすことは難しくなるとみられており、追加緩和が必要となった場合、マイナス金利の深掘りが再検討される可能性は高いとみられている。

 市場関係者の間では、「中央銀行でもイールドカーブ・コントロールを都合よく維持していくことは難しい」との見方が少なくない。日銀の金融政策に対する市場の信頼感が高まっているとは言い切れないが、一部の投資家からは「将来的に長期金利が乱高下し、金融市場の不確実性が大幅に高まる状況に直面する可能性は排除できない」との声も聞かれている。

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