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【注目トピックス 経済総合】NYの視点: 米労働市場は最大雇用に達した可能性も

2016年10月14日 7:24


米国の労働市場がFOMC(連邦公開市場委員会)の目標としている最大雇用に達した可能性が多く見られる。米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は24.6万件と市場予想25.3万件を下回り2週連続で1973年来の低水準となった。失業保険継続受給者数も204.6万人と市場予想205.0万人を下回り2000年以来の低水準となった。8月の求人件数は年初来で最少に減少したものの、依然過去最高水準にある。賃金上昇の機が熟し利上げをさらに正当化する。9月FOMC連邦公開市場委員会の議事録では、メンバーが労働市場のたるみが存続していることやインフレが目標を下回っていることを理由に利上げを見送ったことが明らかになった。

米労働省が発表した8月のJOLT求人件数は544.3万件と年初来で最少となった。求人率では3.6%と、7月3.9%から低下。採用(Hires)は521万と、7月525.8万から小幅減少した。採用率(Hires rate)は3.6%と7月と同水準。解雇(Layoffs)は162.3万と163.9万から減少。解雇率(Layoffs/discharges rate)は1.1%と7月からかわらず。退職(Quits)は298.1万と、297.7万から小幅上昇。退職率(Quits rate)は2.1%と7月からかわらず。FRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン議長は労働者の労働市場への自信を表すと指数項目の中でも特に退職率(Quits rate)に注目している。

米9月雇用統計では失業率が予想外に4.9%から5.0%へ上昇したほか、非農業部門雇用者数も前月比15.6万人増と予想を下回る伸びにとどまった。しかし、賃金の伸びは拡大したほか、労働市場参加率も上昇した。


■イエレンFRB議長の雇用たるみダッシュボード(最新)

◎危機前に比べ状態が改善 ← 危機前の水準と比較
8月解雇率(Layoffs/discharges rate):1.1%(7月1.1%)←1.4%(下回る)
9月失業率(Unemploynent rate):5.0%(8月4.9%)←5%
8月求人率(Job openings rate):3.6%(7月3.9%)←3%(上回る)
8月退職率(Quits rate):2.1%(6月2.1%)←2.1%

◎状態が危機前より依然悪い ← 危機前の水準と比較
9月広義の失業率(U-6):9.7%(8月9.7%)←8.8%(上回る)
9月長期失業率:39.4%(8月39.9%)←19.1%(上回る)
9月労働参加率:62.9%(8月62.8%)←66.1%(下回る)
8月採用率(Hires rate):3.6%(7月3.6%)←3.8%(下回る)
9月雇用者数(Nonfirm payrolls):+15.6万人(8月+16.7万人)←+16.18万人(下
回る)

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