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【コラム【EMW】】【中国の視点】中国の銀行業に異変、上層部の辞職が相次ぐ

2016年10月14日 10:25

中国の銀行業に異変が生じている。大規模なリストラが実施されているほか、上層部の辞職が相次いでいると報じられている。中国銀行や中国工商銀行など国有大手に続き、平安銀行の孫建一会長と邵平総裁もこのほど、それぞれ辞職願を提出したことで波紋が広がっている。

専門家は、銀行業が数年前の業績拡大から利益率の大幅縮小に直面していると指摘した。ネットバンキングやオンライン支払いの普及に伴い、従来の銀行業の経営環境が大きく圧迫されていると分析。また、業界が業績拡大期間に貸出資産のリスク管理を怠っていたことも不良債権を増加させていると警告した。こうした状況の中、大規模なリストラや上層部の辞職が想定した範囲内であると強調した。

中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が発表したデータによると、2015年6月末時点の不良債権残高は1兆919億元(約16兆3785億円)となり、同年3月末時点から1094億元を増加したという。6月末時点の不良債権比率は1.50%となり、こちらも3月末時点から0.11%拡大した。

なお、銀行の半期報告では、招商銀行が今年上期に7768人の人員削減を実施し、業界の中では規模が最も大きい。期間内の工商銀行、中国銀行、農業銀行、建設銀行のリストラ人数は、それぞれ7635人、6881人、4023人、6721人となった。

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