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【注目トピックス 日本株】フェイスNW Research Memo(6):DX推進によりワンストップサービス機能を強化し、過去最高益更新の見通し

2022年6月21日 15:06

■今後の見通し

1. 2023年3月期の業績見通し
2023年3月期の業績予想についてフェイスネットワーク<3489>は、売上高で前期比23.4%増の21,000百万円、営業利益で同13.7%増の2,000百万円、経常利益で同12.4%増の1,700百万円、当期純利益で同11.2%増の1,150百万円としている。物件大型化・高付加価値化による収益性向上と、DX推進による効率性向上により増収増益を見込んでいる。同社では、DX推進及び人材採用・育成に積極投資していく方針であり、セールスフォースに対して100百万円規模のシステム投資を検討している。今後3ヶ年では300百万円以上の投資を検討しており、継続的な成長投資が業績拡大のための基盤を強固にしていくと弊社では見ている。また、人材採用については、即戦力となる中途採用を中心に積極的に行う予定だ。より優秀な人材を確保すべく、初任給の引き上げやベースアップ等の人事制度の改定についても検討を進めている。売上原価においては、資材価格・原材料費の高騰を数%~50%近く見込んでいる。同社では自社で施工を行っているため、資材発注時に複数物件の資材を発注することでボリュームディスカウントによる対応を図る。また、可能な範囲で売価への転嫁を行いつつ、継続的な資材発注のコントロール等により原価抑制を講じる。

2. 重点施策
2023年3月期の重点施策として同社は、(1) DX推進によるワンストップサービス強化、(2) 大型物件開発、高付加価値物件開発推進、(3) 新たな事業領域の模索、(4) その他、を挙げている。

(1) DX推進によるワンストップサービス強化
DX推進により業務効率化を図るとともに業務変革を促し、強固な経営基盤を構築する。「システム投資による業務プロセスの変革」「グループ全体最適による生産性向上」「既存事業の変革」を推進し、将来的なビジネスモデル変革と事業領域拡大に向けた布石とする。具体的な施策として、統合CRMプラットフォーム「セールスフォース」の導入による、業務・顧客基盤の連携・可視化・共有・仕組化が挙げられる。従来は、それぞれのシステムによって仕入用地情報・顧客情報・物件開発進捗状況・入居者情報を別個に管理していたが、業務システム・データベースを戦略的に発展・統合する。DX推進により、従来の強みであるワンストップサービスを強化し、物件開発件数の飛躍的増加と既存事業の変革を促す。

(2) 大型物件開発、高付加価値物件開発推進
国内外の機関投資家や法人需要の増加に伴い、大型物件の需要が拡大している。こうした事業環境の変化に対応して、従来物件よりターゲットとコンセプトを明確にし、収益性の高い大型物件の開発を推進する。物件の大型化に伴い、1棟当たりの収益率は上昇する傾向にあり、2025年3月期までに1棟当たり約10億円までの拡大を計画している。足元の開発物件では、同社最大級の大型物件である「GranDuo代々木2」、LED照明として「次世代調光調色システムSynca」を採用した「GrandStory用賀2」「GrandStory西麻布」などが挙げられる。なお、2023年3月期の販売予定物件としては、不動産商品15件、建築商品24件の合計39件を予定している。

(3) 新たな事業領域の模索
キーコンセプトをサブスクリプション&シェアリングとし、新たな事業領域を模索していく。空間を創造し提供する不動産会社として、多様な働き方やライフスタイルを実現する次世代空間商品・サービスの開発を推進する。一例を挙げると、「美容業界の自由な働き方を叶える」をコンセプトに、サブスクリプション型シェアサロン「GrandStory SALON」を運営している。また、2022年4月15日には自社にて新規開発したユニット型サロン「GrandStory SALON+」を新たにオープンした。サブスクリプションという形態の特性上、会員数と客席数の増加が重要な指標となっており、店舗の拡大についても検討しているようだ。現状では具体的なマーケットサイズを設定していないが、社会的課題の解決に貢献することで同社の価値を訴求する。同事業については、今後もシェアリングと空間利用というマーケットを注視しながら模索を続ける方針だ。

(4) その他
商品展開拡充としては、2022年6月に不動産小口化商品「GrandFunding代田橋」の募集を開始する。また、2023年3月期上期中に「GrandFunding渋谷」の募集開始を予定している。「GrandFunding三軒茶屋」については、既に完売しており販売状況は好調である。同社では、今後も需要の拡大が見込まれる相続市場を見据え、60代以降で安定的に資産を運用しながら承継させたい顧客をターゲットに、不動産小口化商品である「GrandFunding」シリーズの販売を強化していく方針である。足元では、税理士やファイナンシャルプランナーからの紹介案件による首都圏の顧客が中心であるが、将来的には顧客エリアを日本全国へと拡大していく。この他に、地域活性化への貢献と若者の夢の実現を応援する取り組みとして、「世田谷ドリームプロジェクトまちからアートvol.1 仮囲いデザインのアイディアコンテスト」を開催した。同社物件の建設現場仮囲いにアート作品を掲示することで、次世代を切り開くアーティストの応援とアートによる工事現場の彩り、街の賑わいの創出に貢献する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)

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