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【注目トピックス 日本株】DLE Research Memo(10):中国マーケットでのIPビジネス展開を開始

2016年11月4日 16:27

■今後の見通し

(2) 100億円規模の中・日アニメファンドの日本拠点を設立

中国では長らく日本など外国製のアニメが席巻していたが、海外文化への依存に危機感を持った政府が、2004年にアニメ産業振興策を本格的に打ち出し、以降国産アニメの制作に力を入れていた。2006年から中国では海外のアニメ放映をほぼ禁じており、必然的に国産アニメの制作本数が増加していた。しかし、それも落ち着き近年は質・内容重視に移行しつつあるようだ。

ディー・エル・イー<3686>は11月2日のプレスリリースで、中国の有力映画会社が組成する「中・日アニメファンド」が、日本の優れたクリエイティブを中国の巨大映画市場に接続するパイプラインを構築するための日本拠点として、日中合弁会社、鷹獅ディー・エル・イー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:銭建平、以下、鷹獅DLE(ヨミ:グリフィンディー・エル・イー))を設立することを公表した。合わせて、日本と中国双方のアニメ業界において、新たな才能・企画を発掘するために設立される「中・日アニメイノベーションフェローシップ」の日本側理事長に同社代表取締役椎木隆太氏が就任する。

中・日アニメファンドは、中国の有力映画製作会社である上海鷹獅影ギョウ投シ公司が運用窓口となって設立されるコンテンツファンドである。中国の映画市場は大きく拡大しており、2015年の映画興行収入は北米市場の111億ドル(約1兆2400億円)に次いで世界2位の68億ドル(約7600億円)と前年比49%の成長を遂げている。コンテンツに対する旺盛な需要を背景に、中国の映画市場は投資先としても有望であると考えられている。一方で、中国国内のコンテンツ制作能力には質・量ともに限界がある。

中・日アニメファンドは日本と中国のアニメ産業、とりわけ斬新な技法、アイデア、作品表現、魅力的な物語、キャラクターを生み出すことのできる会社(スタジオ)や人(クリエイター)を発見し、中国市場で展開するためのコンテンツ製作を支援していくことを目的としている。また将来的には東アジアで生み出されたコンテンツを世界規模のヒット作品に押し上げていくことを目指す。ファンド設立時の資金規模は約100億円となる予定。

鷹獅DLEは日本に設立される日中合弁の企業である。中・日アニメファンドで集められた資金を、日本の優れたクリエイティブ企業に投資し、作品をプロデュースする際の日本側の中核機能を担うことを目的としている。主要なメンバーは上海鷹獅影ギョウ投シ公司と上海合源文化デン媒有限公司、同社となる。同社は鷹獅DLEに19%出資するとともに、これまで培った「目利き力」、「プロデュース力」を通じて、日本のアニメ産業の中国進出を支援する。現在、既に複数の企画が進行中とのことである。

また、「中・日アニメイノベーションフェローシップ」を設立し、中・日アニメファンドの趣旨に従い、日中両国において、とりわけ斬新な技法、アイデア、作品表現、魅力的な物語、キャラクターを生み出すことのできる会社(スタジオ)や人(クリエイター)を発掘するために、日中の専門家を理事に迎える。毎年6月の上海国際映画祭での「新鋭アニメ交流会」を踏まえ、10月の東京国際映画祭に合わせて投資対象となったアニメタイトルの発表会を行う予定である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)

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