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【ランチタイムコメント】日経平均は小幅下落、クリントン勝利も、選挙通過後のリスク面を警戒する動きも

2016年11月8日 12:19

 日経平均は小幅に下落。26.37円安の17150.84円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えた。7日の米国市場では、大統領選への不透明感が後退したとの見方からNYダウは370ドル高と急伸。既に織り込んではいるものの、米国市場の上昇の流れを引き継ぐ格好から買いが先行した。ただし、寄付き直後につけた17247.04円を高値にこう着感が強まっており、前場半ばあたりから次第に上げ幅を縮めると、結局は下げに転じてしまっている。

 セクターでは保険、海運、精密機器、鉄鋼、輸送用機器、非鉄金属がしっかり。半面、鉱業、倉庫運輸、医薬品、陸運、繊維、食料品が利食いに押されている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数は大型株指数のみがプラス圏をキープしている。

 米大統領選ではヒラリー・クリントン大統領が予想されているが、予断を許さないとの慎重な見方もあり、一先ず短期筋などは前日の上昇に対する利益確定にシフトしているようである。まずは結果を見極めてからといったスタンスであろう。既に多くのメディアによる予想ではクリントン氏勝利が確実視されている。一部のファンドなどはトランプ氏の逆転を警戒してヘッジしているとも伝えられており、予想通りクリントン氏勝利となれば、ヘッジ解消に伴う買戻しが相場を押し上げる可能性はある。

 しかし、クリントン氏についても、規制拡大と富裕層などへの増税、歳出増を訴えており、投資家にはあまり歓迎されていないが、トランプ氏の政策よりリスクは低いとみられている。選挙通過後のリスク面を警戒する動きも出てくる可能性があるため、模様眺めムードが強まりそうだ。市場の関心は決算に移るが、トヨタ自<7203>の動向が注目される。
(村瀬智一)

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