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【ランチタイムコメント】日経平均は大幅下落、激戦州でのトランプ氏優勢で、日経先物の日中値幅は970円に

2016年11月9日 12:21

 日経平均は大幅に下落。382.48円安の16788.90円(出来高概算15億3000万株)で前場の取引を終えた。8日の米国市場は前日の大幅上昇の反動もあって売りが先行したが、米大統領選でクリントン氏が優勢との観測が強まると、安心感から買い戻しの流れとなった。これによりシカゴ日経225先物清算値は大阪比110円高の17310円、円相場は1ドル105円台前半と円安に振れて推移するなか、買い先行で始まった。

 その後は米大統領選の開票結果が伝えられる中で荒い値動きとなり、前場半ばには一時17427.71円まで上げ幅を広げる場面もみられた。しかし、激戦州でのトランプ氏優位との報道が伝えられるなか、前引けにかけて急速に弱含む格好となった。為替相場も1ドル102円台と円高が強まるなか、日経平均はあっさり直近安値を割り込んでいる。

 セクターでは33業種全てが下げており、海運、輸送用機器、ゴム製品、ガラス土石、その他金融、繊維、証券の弱さが目立つ。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1800を超えており、全体の9割超を占めている。

 予想はされていたが、米大統領選の開票報道を受けて過剰に反応する展開をみせている。日本時間12時時点ではトランプ氏139、クリントン氏104、となっている。フロリダ州(選挙人29人)では開票率91%でトランプ氏が優勢となるなか、市場はネガティブな反応を占めているようである。午後もこの状況が続くと考えられ、トランプ、クリントン、のワードに対してアルゴリズムが発動する格好から、引き続き荒い値動きになりそうだ。

 何より英国のEU離脱問題(ブレグジット)の時も、予想外のなかで波乱展開(日経平均は9%を超える下落)となったこともあり、過剰に反応している面はある。日経225先物はランチタイムで16480円まで下げており、日中値幅は970円と大きく振れている。
(村瀬智一)

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