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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:米12月FOMCでの追加利上げ条件、さらに整う

2016年11月16日 8:20

米商務省が発表した10月小売売上高は前月比+0.8%と市場予想の+0.6%を上回った。9月分も+0.6%から+1.0%へ上方修正された。変動の激しい自動車を除いた10月小売売上高も前月比+0.8%と、鈍化予想に反して9月から伸びが拡大。9月分も+0.5%から+0.7%へ上方修正された。国内総生産(GDP)の算出に用いられるガソリン、建築材などを除いたコアの売上高も+0.8%と、4月来の大幅な伸びを記録した。米国経済の7割を消費が占めるが、消費動向の順調な拡大で、連邦公開市場委員会(FOMC)が予想していたとおり、年後半の経済の成長加速が裏付けられた。

年末商戦前にオンラインでの売り上げが前年比で+12.9%と大きく伸びた。2011年以降で2番目に大幅な伸び。一方、百貨店の売上は前年比で‐7.3%と、下落率は2014年初め以降最大となり、米国の消費者の買い物パターンが多きく変化を続けている証拠となった。

米国小売の良好な結果を受けて、正確性で定評があるアトランタ連銀のエコノミストは10−12月期国内総生産(GDP)の見通しを従来の3.1%から3.3%へ引き上げたと発表。第4四半期の個人消費支出(PCE)の伸びが2.9%と、2.6%から引き上げられたためだと説明した。バークレイズ銀のエコノミストも、9月小売売上高の伸びが「第4四半期に向けて消費の底堅い勢いが続くことを示唆している」と、2.5%から2.7%へ引き上げ。CNBCのGDP見通し調査によると、平均は+2.4%で従来の+0.2%引き上げられた。第3四半期も+3.1%まで引き上げられた。速報値は+2.9%。改定値は29日に発表される。

本日発表された米国の11月NY連銀製造業景気指数も予想外に4カ月のプラスに改善するなど、世界経済の鈍化やドル高で抑制されていた製造業の活動にも改善の兆しが見られる。さらに、10月の輸入物価指数も予想を上回る上昇となるなど、輸入インフレも下げ止まった兆候が見られた。連邦公開市場委員会(FOMC)が12月会合で追加利上げに踏み切る条件が整いつつある。

<WA>

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