*13:29JST 豪ドル週間見通し:もみ合いか、一段のインフレ緩和は期待薄
■上げ渋り、失業率上昇で利食い売りが増える
今週の豪ドル・円は上げ渋り。一時97円台半ば近辺まで豪ドル高円安に振れる場面があったが、7月17日発表の6月失業率は予想を上回り、利益確定を狙った豪ドル売りが観測された。ただ、米ドル・円相場が円安方向に振れた関係でリスク回避目的の豪ドル売り・円買いは拡大しなかった。取引レンジ:96円00銭-97円43銭。
■もみ合いか、一段のインフレ緩和は期待薄
来週の豪ドル・円はもみ合いか。6月失業率は上昇し、豪準備銀行(中央銀行)による追加利下げの可能性は消えていないが、インフレの一段の緩和は期待できない。このため、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク回避的な豪ドル売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:95円00銭-98円00銭
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