*13:38JST 米国株見通し:伸び悩みか、明日インフレ指標を見極め
(13時30分現在)
S&P500先物 6,880.75(+9.25)
ナスダック100先物 25,716.25(+75.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は29ドル高。米金利は伸び悩み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
前日のNY市場で主要3指数はまちまち。ダウは559ドル高の47927ドルと過去最高値を更新、ナスダックは小幅安。政府機関の一部閉鎖が解除に向かうとの期待が相場を押し上げた。上院でつなぎ予算案が可決され、政治的不透明感が後退。ヘルスケア株が買われ、メルクやアムジェンが大幅に上昇。半面、ソフトバンクグループがエヌビディア株を全て売却したと発表し、同社株は大きく下げた。AI関連株の高値警戒が重しとなった。
本日は伸び悩みか。政府閉鎖の解除期待と利下げ観測が支援材料となるが、消費者物価指数(CPI)発表を控えた慎重姿勢が強まりそうだ。インフレ鈍化が確認されれば金利低下を意識した買いが入り、景気敏感株の支えとなる可能性があるためだ。ただ、AI関連株はバリュエーション負担が重く、ナスダックの戻りは鈍い見通し。トランプ政権の政策運営への不透明感も残り、リスク選好は限定的に。全体としては方向感に欠ける展開となるだろう。
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