*15:44JST 電算システムホールディングス---3Qは2ケタ増収・2ケタ以上の増益、情報サービス事業が黒字転換
電算システムホールディングス<4072>は11日、2025年12月期第3四半期(25年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.2%増の501.80億円、営業利益が同83.2%増の26.77億円、経常利益が同74.5%増の28.30億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同163.8%増の22.35億円となった。
情報サービス事業の売上高は313.89億円(前年同期比14.7%増)、営業利益は6.05億円(前年同期は営業損失4.60億円)となった。情報処理サービスでは、BPO(業務処理アウトソーシング)分野において、請求書作成代行サービスを中心に堅調に推移し、安定的な貢献を果たした。SI・ソフト開発では、オートオークション業向けシステム案件に加え、自治体および民需向けともに、Google Workspace、Google Maps、Google Cloud Platformなどのクラウドサービス分野が好調に推移した。商品および製品販売においては、GIGAスクール構想に対応したGoogle Chromebookの販売が堅調に推移し、売上高は前年同期を上回る結果となった。
収納代行サービス事業の売上高は187.90億円(前年同期比5.9%増)、営業利益は20.67億円(前年同期比8.1%増)となった。地方自治体を中心とした新規顧客の受注と稼働が順調に進展した。さらに、前期後半から稼働した大口案件が取扱件数の増加およびペーパーレスを中心としたオンライン決済、後払いの進展により、売上高を伸長させた。本事業拡大の局面において、一部の仕入れ単価の上昇の影響を受けつつも、徹底したコスト管理と契約の最適化により、着実に営業利益を確保した。
2025年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.2%増の675.00億円、営業利益が同51.4%増の35.00億円、経常利益が同39.3%増の35.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同36.7%増の25.30億円とする期初計画を据え置いている。
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