*10:20JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続落、欧米株安や米利下げ期待の後退で
【ブラジル】ボベスパ指数 157162.44 -0.30%
13日のブラジル株式市場は小幅続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比470.47ポイント安(-0.30%)の157162.44で引けた。日中の取引レンジは156,509.40-158,319.10となった。
買いが先行した後は売りに押され、その後も下げ幅をじりじりと拡大させた。欧米株安が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、米利下げ期待の後退なども外資の流出懸念を強めた。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。半面、原油価格の上昇や中国の景気対策への期待感が指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2543.36 +0.28%
13日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比7.14ポイント高(+0.28%)高の2543.36となった。日中の取引レンジは2,528.64-2,550.96となった。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が支援材料となり、資源銘柄に買いが広がった。また、中国の景気対策への期待感も引き続きサポート材料となった。半面、指数の上値は重い。米利下げ期待の後退や欧米株安などが指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 84478.67 +0.01%
13日のインド株式市場は4日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比12.16ポイント高(+0.01%)の84478.67、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同3.35ポイント高(+0.01%)高の25879.15で取引を終えた。
中盤は上値を追う展開も見られたが、その後は上げ幅をじりじりと縮小させた。インフレ率の鈍化が追加の利下げ期待を高めた。10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月の1.44%(改定値)から0.25%に鈍化し、予想の0.40%を下回った。また、政府が輸出企業の支援金4506億ルピー(約7840億円)を承認したことも対象セクターの物色手掛かり。外部環境では、米国の成長減速懸念の後退などがサポート材料となった。
【中国】上海総合指数 4029.50 +0.73%
13日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比29.36ポイント高(+0.73%)の4029.50ポイントと反発した。米中対立の警戒感がやや後退したこと、中国政府の経済対策への期待が株高つながったようだ。預金準備率や政策金利の引き下げ(金融緩和策)への期待も残されている。
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