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AIの力を借りてFXができる「マイメイト」の仕組みや始め方

公開日:2019年12月20日 8:00
最終更新日:2022年11月29日

 インヴァスト証券が提供する「マイメイト(MAiMATE)」は、AI(人工知能)の力を借りてFXができるサービス。2022年1月より実取引もスタートした。ここではマイメイトに関し、特徴や仕組みを紹介する。

    【目次】

  1. 1.マイメイト(MAiMATE)とは?
  2. 2.マイメイトの始め方
  3. 3.マイメイトでエージェントを作成する方法
  4. 4.マイメイトの仕組みや特徴
    1. マイメイトの「AI」の種類
    2. マイメイトの「AI」が求めようとする答え
    3. マイメイトの「学習」の仕組み
    4. マイメイトの「教育」の仕組み

マイメイト(MAiMATE)とは?

育てるAIトレード「マイメイト」
育てるAIトレード「マイメイト」

 マイメイト(MAiMATE)の基礎情報を紹介する。

マイメイトはAIを活用したFX自動売買

 マイメイトは、AIを活用したFX自動売買で、「エージェント」と呼ばれるAIが、「買い」「売り」といった取引を自動で行う。ユーザーは取引をさせる「エージェント」を選んで、あとは「エージェント」にトレードを任せることになる。

 マイメイトの大きな特徴はAIによる「取引方法の自動学習機能」を備えていること

マイメイトのAIは自動学習機能を搭載

 マイメイトのAIである「エージェント」は、自動で学習する機能を搭載しており、これまでの取引情報や相場情報を定期的に学びなおし、今後のトレードに活かそうとする。

 これまでの「プログラムにFXの取引を任せる」タイプの自動売買では、過去の相場情報からトレード方法を構築するものであったが、FX会社でそのプログラムを稼働させて以降は、基本的にトレード方法がアップデートされることは少なかっただろう。

 マイメイトのエージェントは、稼働後も自動でトレード方法をアップデートしようとするため、これまでの同タイプのFX自動売買とは大きく異なる。

10000種類以上のエージェントを搭載

 マイメイトには、10000種類以上のエージェントが搭載されており(2022年1月時点)、アカウントによって細かい取引方法も異なるという。

 10000種類以上のエージェントがトレードにトライするので、対応できる相場も多い可能性がある。

ユーザーが教育できることも特徴

 ユーザーはオリジナルのエージェントを作成することが可能。ユーザーが自身で作成したエージェントの取引に対し、「褒める」「叱る」といった教育をすることも可能で、それに応じてトレードの方法や実績、トレードタイプが変化するようになっている。

マイメイトの始め方

 マイメイトで取引を始めるまでは、3STEPで完了する。

アカウント登録と口座開設

マイメイトHPのトップ画面
マイメイトHPのトップ画面

 マイメイトを始めるためには、マイメイトのアカウント登録とインヴァスト証券の口座開設が必要となる。マイメイトの登録はマイメイトの公式HPから行い、マイメイトを提供するインヴァスト証券の口座開設は下記ボタンより口座開設ページより行う(口座開設方法に関しては、こちらの記事も参考に)。

管理画面にログイン後、エージェントを選ぶ

エージェントを選ぶ画面
エージェントを選ぶ画面

 口座開設が完了し、マイメイトアカウントとの口座連携を行う。指示に従うだけなので、特に難しい点はない。口座連携後、マイメイトにログインすると、「選択画面」というボタンがTOP画面にあるので、それをクリックすると、エージェントを選ぶ画面に移行する。

 ここで取引を任せるエージェントを選ぶ(エージェントは自作することも可能。詳細は後述)。

エージェントの取引数量を設定し、稼働スタート

エージェントを選ぶ画面
エージェント取引数量を設定する画面

 エージェントを選んで、取引数量をセットする。取引数量は10000通貨から選べるが、最初は最小取引単位がいいだろう。エージェントは1ポジションしか保有しない。取引数量は10000通貨と設定したのに、いつの間にか4つのポジションを保有していて、合計の取引数量が40000通貨になっていたということもない。

マイメイトでエージェントを作成する方法

 マイメイトでエージェントを作成する際は、インヴァスト証券の口座が必要となるため、下記ボタンより無料口座開設をあらかじめしておく必要がある。口座開設費・口座維持費は無料で、最短2営業日程度で口座開設は完了する(口座開設方法に関しては、こちらの記事も参考に)。

マイメイトのHPから新規登録

マイメイトのHPから新規登録
マイメイトのHPから新規登録

 インヴァスト証券のマイメイトのHPへアクセスし、TOPページの「新規登録」を押す。新規登録には「メールアドレス」と「ログイン用のパスワード」を設定する。その後、指示に従い、インヴァスト証券の口座と連携を行う。

ログイン後のTOPから「エージェントを作る」を押す

マイメイトログイン後の画面左上の「エージェントを作る」というボタンを押す
ログイン後の画面左上の「エージェントを作る」というボタンを押す

 マイメイトの管理画面にログインできたら、ログイン後画面の左上に「エージェントを作る」というボタンがあるので、それを押す。

売買対象の「通貨ペア」を選ぶ

売買対象の「通貨ペア」を選ぶ
売買対象の「通貨ペア」を選ぶ

 まずは売買対象となる通貨ペアを選ぶ。対象となるのは16種類。一度設定すると、変更することはできないので、じっくり検討した上で決めたい。

【選べる通貨ペア(16種類)】

  • ドル円
  • ユーロ円
  • ポンド円
  • 豪ドル円
  • カナダドル円
  • ユーロドル
  • スイスフラン円
  • NZドル円
  • 南アフリカランド円
  • 豪ドル米ドル
  • ポンドドル
  • ドルスイスフラン
  • NZドル米ドル
  • ユーロポンド
  • ユーロ豪ドル
  • 豪ドルNZドル

AIが参考にする「テクニカル指標」を選ぶ

売買対象の「通貨ペア」を選ぶ
取引の参考にする「テクニカル指標」を選ぶ

 エージェントが売買のとき参考にするテクニカル指標を選ぶ。どのようにテクニカル指標が使われるのかといった詳細は分からないが、学習を重ねるAIなので、選んだテクニカルの最適なパラメーターやトレード方法を自動的に模索するなどされているかもしれない。

【選べるテクニカル指標】

  • ボリンジャーバンド
  • RSI
  • エンベロープ
  • MACD
  • 移動平均
  • ストキャスティクス

AIが参考にする「ニュース」を選ぶ

AIが参考にする「ニュース」を選ぶ
AIが参考にする「ニュース」を選ぶ

 エージェントは「ニュース」もトレードの参考にする。ニュースの参照元はRefinitive社(旧トムソンロイター社)。

 エージェントがトレードに参照する「ニュース」情報のタイプは4種類。独自の基準で、エージェントが参考にする「ニュース指標」を算定している。

【選べる「ニュース」指標】

マーケット状況

 マイメイト公式ブログには「売られすぎ買われすぎなど現在の市況に関係した情報」と記載されており、市場の過熱感をニュースから参考にするのかもしれない。

マーケットアナリストの相場予測

 アナリストの見通しコラムなどの情報をもとに、市場関係者の相場観を分析し、トレードの参考にすると思われる。マイメイト公式ブログには「アナリストによる相場見込みは買い売りどちらが優勢なのか等で構成」と記載。

ネット上の感情的表現

 ネット上とはRefinitive社にて収集できた情報を指し、その中で感情的表現に近い情報をピックアップし、エージェントの取引の参考にしていると思われる。マイメイト公式ブログには「ネット上の阿鼻叫喚含む感情的表現を収集」と記載。

規制等の外的要因

 通貨の金利動向や為替相場の規制などをトレードの参考にすると思われる。マイメイト公式ブログには「ニュース頻度は少ないものの、金利や規制等の為替に影響を与える外的要因情報を集約」と記載されており、トレードの参考にする情報が「金利や規制」などの分野なので、長期のトレードをイメージさせる。

AIの「教育方針」を選ぶ

AIの「教育方針」を選ぶ
AIの「教育方針」を選ぶ

 教育方針は「エージェントの伸ばしたい特長」とも関連する。

 教育方針はエージェントを「褒める」「叱る」際の評価基準に影響し、例えば「リターン重視」を選んだ場合、利益を上げたときにユーザーから褒められると、エージェントのプラス評価は「バランス」や「リスク回避」を選んだ時よりも大きくなるという。

 ここで選んだ選択肢は「教育」の方針に影響を与えるだけで、エージェントの取引の方向性を決めるものではない。

【選べる教育方針】

  • リスク回避
  • リターン重視
  • バランス

エージェントに「名前」をつける

 最後にエージェントの「名前」をつける。名前はアルファベットでもひらがな・カタカナ・漢字でもOK。自分が作成したエージェントが、マイメイトのHP内にあるランキングに掲載されることもあり、その際はここでつけた名前が表示される。

エージェントが誕生するとメールが届く

エージェント誕生のメール
エージェント誕生のメール

 エージェントの初期設定が完了後は、エージェント誕生まで待つことになる(おおよそ1日以内)。エージェント誕生後はメールに通知が来る。

マイメイトの仕組みや特徴

 マイメイトの仕組みや特徴に関して、もう少し詳しく見ていこう。

マイメイトの「AI」の種類

 マイメイトではGoogleが発表したA3C(Asynchronous Advantage Actor Critic)というモデルを応用した「強化学習タイプのAI」を採用している。利益の最大化を最終目的として、トライ&エラーを繰り返しながら、目的に近づこうとする。ちなみにGoogleの「アルファ碁」も強化学習を用いたAIである。

マイメイトの「AI」が求めようとする答え

 マイメイトは、過去の価格データをもとに、将来の価格を予想することを目的とせず、「最適なポジション管理」の答えを求めようとする。マイメイト開発者によると、価格予測モデルも試してみたが、「どれほど先の将来を見通すか」などの設定が難しく、実用化に至らなかったとのこと。

 FXユーザーが求めることは、投資による利益の最大化でもあるため、マイメイトに関しては「現時点で買えばいいのか」「売ればいいのか」「決済すればいいのか」「売買を保留・見送ればいいのか」といった投資判断に重点を置いているようだ。

マイメイトの「学習」の仕組み

【マイメイトの「学習」ステップ】

  • 本体は多くの分身を作る
  • 各分身に自由にトレードをさせる
  • 本体は各分身の結果と知見を集め、自身のトレードスタイルを更新する

 マイメイトに搭載される各エージェントは、上記のステップを踏み学習する。「分身」とは検証数と考えてもよい。現時点から過去3年の相場において、様々なトレード検証を重ねる(分身にトレードさせる)ことで、取引の知見を溜めていく。

 マイメイトはこの学習を毎週土曜日に継続的に行うため、目先の相場における検証データも知見に取り込まれる。これは稼働後のデータは自身で更新し、設定やプログラムに反映させる必要がある「その他FX自動売買ツール」とは大きく異なる点

マイメイトの「教育」の仕組み

マイメイト_教育の仕組み
毎日の判断に対し「褒める」もしくは「叱る」ことができる

 エージェントへの「教育」とは、「学習した知見にユーザーの意向をプラスαする」ということ。「学習」は毎週土曜日に行われ、そのとき「褒める」もしくは「叱る」という教育もエージェントの投資判断に反映される。

 教育結果は徐々にエージェントへ反映される仕組みのため、1回叱ったからといって、急にトレードスタイルが変わるわけでもないようだが、積み重ねた教育がエージェントの個性となって表れるので、どのように教育するかといった方向性はあらかじめ決めておいてもいいかもしれない。

 エージェントを作成する際の「AIの「教育方針」を選ぶ」という項目も、教育内容と関連する。

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