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FXトラリピトレーダーが2020年の運用戦略を語る

FXトレーダー/ブロガーの間では有名人のあっきんさん

 FX自動売買ツール「トラリピ」を利用し、年10%程度のペースで資産を増やし続けているトレーダーのあっきんさん。多数のメディアで執筆およびインタビュー登場、1月24日には自身の投資手法をまとめた『黄金の卵を産むニワトリの育て方』(KADOKAWA・鈴さんとの共著)が発売されるなど、目覚ましい活躍を見せている。

 そんなあっきんさんが、2019年のトレードでは数年ぶりに損切を行い、トラリピ設定を大きく変更したという。その理由を聞いた。

2019年の為替相場は25年で最も変動率が低かった

「2019年12月2日に、1年ほど運用していた4通貨ペアでのトラリピ運用をリセットするため、保有していたポジションを全て損切りしました。2019年は100万円程度利益が出ていましたが、損切額は115万円程度ですので、差し引き15万円程度のマイナスです」(あっきんさん「」内以下同)

 一度トラリピの設定を仕掛けたら、例え保有ポジションがマイナスになっても、基本的に損切せず、相場が戻ってくるまでじっくり待つのがあっきんさんならではのトラリピ投資術だが、2019年は戦略を大きく変更せざるを得ない出来事があったという。

「2019年の為替相場は、1月3日のフラッシュ・クラッシュ(瞬間的な暴落)とともに幕を開けましたが、1年を通してみれば、大きな動きはありませんでした。ドル/円の変動率は、過去25年間で最も低いという結果に終わっています」

2019年の為替相場(ドル/円)は過去25年で最も変動率が低かった

2019年の為替相場(ドル/円)は過去25年で最も変動率が低かった